【イップスの正体】なぜ治らない?なぜ崩れる?解剖学×実体験で明かす“戻れる人・戻れない人”の分岐点【対談】

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    目次

    はじめに

    「ある日突然、投げられなくなった」
    それがイップスの始まりでした。

    本記事は、ダーツプレイヤー「がじだつ」と、10年以上の信頼関係をもつ身体の専門家「S先生」による、
    イップスの正体・原因・乗り越え方を徹底的に対話形式で深掘りした記事です。

    イップスの根本原因は“心”ではなく、“心と身体と脳の連携の乱れ”にある。
    セルフモニタリング、力み、フォームの憧れ、筋肉のバランス、脳のブロック反応…

    あなたが今、投げられない理由のヒントが、ここにあるかもしれません。

      

    登場人物

    がじだつ
    ダーツプレイヤー。イップスに悩んだ経験を持ち、日常の身体の使い方とダーツにおける身体の使い方について深く考えている。

    S先生

    S先生
    身体運動学・解剖学の専門家。野球やサーフィン、ヨガやダンス、ピアノやヴァイオリンなど一見スポーツとは関係ないようなことまで身体の使い方、呼吸の仕方などを指導することによる上達のサポート実績多数。

    第1章:イップスはなぜ起きるのか?


    S先生、今日はあらためてイップスの話をじっくりさせてください。
    あの感覚、一時期は本当につらくて、ダーツが嫌になりました。
    手が出ない、投げられない。それが続くと自分でも怖くなってくるんですよ。

    S先生

    うん、がじだつさんがそれを感じて、施術のときに話してくれたのをよく覚えてますよ。
    イップスっていうのはね、単なる「緊張」や「気のせい」じゃない。
    もっと深いところ、心と身体と脳の連携がうまくいかなくなってる状態なんです。


    セルフモニタリングが“過剰”になると身体は止まる


    今思うと、当時の僕は「丁寧に投げよう」としすぎてた気がします。
    リリースのタイミング、手首の角度、肘の高さ……すごく細かくチェックしてました。

    S先生

    それがまさに“セルフモニタリングの過剰”だね。
    本来、がじだつさんのように投げ慣れた人は、無意識のうちにスムーズに動けてるんですよ。
    でも不安やプレッシャーが強くなると、脳がその動きを“意識下”に引き戻してしまう。

    「ちゃんと投げなきゃ」と思えば思うほど、なぜか投げられなくなっていましたね。

    S先生

    しかも一度「おかしい」と思うと、
    「もっとちゃんとやらなきゃ」「今の何が悪かった?」って、脳内でチェックが始まるんです。
    → 余計に動きがぎこちなくなる
    → また失敗する
    という、典型的な負のループに入ってしまうんです。

    動作の連鎖が崩れると、イップスが引き起こされる


    ダーツって一連の流れが大事じゃないですか。
    セットアップ → テイクバック → リリース → フォロースルー。
    全部が繋がってるって思うんです。

    S先生

    うん、がじだつさんが普段からよく話してくれてるように、「動作の連鎖」が自然につながっているかどうかが非常に重要ですね。
    どこか1つでも引っかかると、全体のリズムが崩れてしまう。

    僕は、テイクバックの途中で「この感覚大丈夫かな?」って一瞬思っただけで、そこから先が止まってしまったことがあります。

    S先生

    それは、脳が“緊急停止”をかけてる状態なんですよ。
    動きそのものより、「またミスするかも」という“未来への不安”に脳が反応して、身体にブレーキをかけてしまう。


    「何も考えていないつもりでも、イップスになるのはなぜ?」


    先生、もうひとつすごく気になることがあって…。
    「今日は何も考えないで自然に投げよう」って思ってた日でも、手が動かなくなることがあったんです。
    そういう時でもイップスって起こるんですか?

     

    この続きは、noteの有料記事に記載しています。

    9000文字を超える長対談の末に、イップスからの克服、イップスにならない。そんな答えが見えてきました。

    ぜひお読みください。

     

    筆者の簡単なプロフィール

    ダーツ歴12年、PERFECTプロ歴3年。

    ダーツの技術やバレルの特徴を調べるのが楽しみです!

    実際に投げたバレルは400種類以上。(2022/3月現在)

    数多くのレッスン受講歴あり、イップス・グリップイップスという経験から自身でも身体について勉強しています。

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