林桃加選手モデル『ペスカ MOMOKA GOLD』徹底レビュー|センター重心×高密度素材を活かした扱いやすさの完成形

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    目次

    はじめに

    2023の年間6位から大きく飛躍し、安定した実力と圧倒的なパフォーマンスで見事頂点へ辿り着いた、林桃加選手のシグネチャーモデル『ペスカ』優勝記念モデル。「ペスカ MOMOKA GOLD」

    タングステン95%を採用し、飛びの安定性とグリップの快適さを両立したバレル。

    本記事では、このバレルの特性を科学的に分析し、どんなプレイヤーに最適かを詳しく解説します。

    ペスカ MOMOKA GOLDのスペック詳細

    項目数値
    全長43.0mm
    最大径6.9mm
    バレル重量19.5g
    規格2BA
    重心センター
    材質タングステン95%

    通常版のタングステン含有率が90%か95%に変更され、バレル重量が1.5g増加。
    重心などを変えることなく、重量アップさせています。

    ダーツハイブより

    アウトラインの形状|6.9mm短めストレートバレルの完成形

    • バレル全体は完全なストレート形状で構成されており、指に安定してフィットします。

    ストレートバレルならではの安定したスロー再現性を求めるプレイヤーにとって、この形状は非常に理にかなっています。見た目以上に繊細なバランスが取られており、実際に投げてみるとその意図に納得するはずです。

    花柄デザインと特別感のあるカラーリング

    ペスカの中央には、優雅な花柄デザインを施し、林桃加選手の上品なプレースタイルを表現。
    視覚的な美しさだけでなく、グリップ時の目印にもなり、デザインと実用性を両立している。

    ダーツハイブより
    • 高級感のある仕上げ
       「ペスカ MOMOKA GOLD」は、シルバーと、ピンクゴールドコーティングが施されたツートーンカラーになっています。この色合いは、所有する喜びを高める特別感がありますね!
    • コーティングによる耐久性向上 
      ピンクゴールド部分のコーティングは、見た目の美しさだけでなく、バレル表面の摩耗を抑える役割も果たしています。これにより、バレルの寿命を延ばしてくれます。

    ペスカ MOMOKA GOLDののカットの詳細分析

    ※数値は全て自己分析によるものです。参考程度にお読みください。

    前方〜中央のカット構造

    ダーツハイブより

    フロントは浅めのリングカットで指を置く際には目印に。

    花柄のデザインカットが施された中央エリア。
    機能性よりもデザイン性を重視したと思われるが、グリップの目印としての役割も果たしており、指を軽く添えるのに適しています。

    後方(グリップエリア)のカット構造

    ペスカ MOMOKA GOLDののグリップエリアには、しっかり指が掛かる多重リングカットを採用。

    ダーツハイブより
    • 溝の深さ:0.3~0.4mm(やや深めでホールド感強め)
    • 溝の幅:1.0mm
    • フラット部分の幅:0.5mm(狭めでグリップ位置が安定)

    このカットの構造により、指のかかりが良く、グリップ圧をあまりかけなくても安定したホールドが可能です。

    一言でいうなら「素直で芯のある直線的な飛び」

    ✅ 1. センター重心 × ストレート形状
     • センター重心のバレルは、軌道がブレにくく、上下の変動が少ないのが特徴。
     • ストレート形状なので、空中でバレルが「回転せずとも」姿勢を保ちやすい
    👉つまり:投げたままの方向にスーッと乗っていくような素直な飛び。

    ✅ 2. タングステン95%による高密度ボディ
     • 同じ重量のバレルよりもコンパクトな体積で重さが集中している。
     • この集中が慣性を生み、放物線がなだらかでブレにくくなる
    👉つまり:「軽いスローでも前に押し出していける感じ」。

    ✅ 3. 深めリングカット
     • 指からのエネルギーをしっかり拾い、スッと抜ける
     • それでいて「抜けが速すぎて飛びが弱い」感じはない。
    👉つまり:力みなく投げても、「飛ばせてる感」がある。

     飛行中のイメージ

     • スロー直後、バレルはまっすぐ伸びるように前へ飛び出す
     • グリップから指が抜けた瞬間、わずかな回転がかかって軌道を安定させる(回転は自然に入る程度)。
     • センター重心ゆえに、回転がなくても“姿勢を保つ”能力が高い

    ペスカの飛びはこんな人に刺さる!

     • 「投げた通りに飛んでほしい」人
     • 「自分のフォームを信じて、まっすぐ乗せたい」人
     • 「回転を意識せず、素直な飛びが好み」な人
     • 「押し出しで飛ばすタイプ」で、抜けに変なクセがついてほしくない人

    ※ダーツの飛びは人の投げ方やセッティングによって変わります。あくまで一例として参考にしてください。

    ペスカ MOMOKA GOLDのカットの耐久性

    ペスカのカットは、耐久性を重視した設計。

    ✅ 深さ0.3mm~0.4mmのリングカットで、指の掛かりが長持ち
    ✅ フラット部分が狭いため、均等に摩耗し、使い続けてもグリップ感が変わりにくい

    カット摩耗の進行と寿命の目安

    カットの摩耗速度は、使用頻度、グリップ圧、プレイ環境によって変わりますが、以下の目安で考えられます。

    ペスカのカットは摩耗しにくい設計ですが、長期間使用するうちに以下の変化が生じます。

    1. 軽い摩耗(半年~1年)
     • 指の掛かりが少し丸くなるが、大きな影響はない。
     • グリップ位置が安定している人は、ほぼ変化を感じない。

    2. 中度の摩耗(1年~1年半)
     • リングカットのエッジが滑らかになり、指の掛かりが少し弱くなる。
     • グリップ圧が強い人は、すべりを感じる可能性あり。

    3. 重度の摩耗(1年半~2年)
     • カットがほぼ消え、フラットなバレルに近くなる。
     • 指が掛からず、リリースが不安定になる。
     • ここで買い替えを検討するプレイヤーが多いのではないか。

    ペスカは、摩耗しにくく長期間使えるバレル です。
    極端にボロボロになるまでの期間は 1年半~2年以上 と考えられます。

    3. 長期間使用できる理由

    ペスカのカットは比較的耐久性が高く、長期間使用できる要因が揃っています。

    深めのカット設計(0.3~0.4mm) → 摩耗しても指のかかりがある程度残る。
    タングステン95%+コーティング加工 → カットの摩耗が遅い。
    フラット部分が狭め(0.5mm) → 均等に摩耗しやすく、局所的な削れが少ない。
    センター重心+テーパー角 → 摩耗してもスローの安定性が維持しやすい。

    ペスカ MOMOKA GOLDのが向いている人

    グリップ圧を安定させたい人
     リングカットで軽いグリップでも安定します
    ✅ センター重心を好む人
     バレルの重心がセンターにあるため、グリップの位置に関係なくバランスを取りやすいです。
    ✅ リリース時の抜けをスムーズにしたい人
     前方のテーパー角が4~5°としっかりしているため、リリース時の抵抗が少なく、スムーズなスローが可能。
    ✅ 19.5gの適度な重量感を活かしたい人
     タングステン95%の高密度設計で、飛びの安定性が向上しています。

    ペスカMOMOKA GOLDがお薦めできない人

    ❌ 浅めのカットが好みの人
     シャーク寄りのリングカットのため、ツルッとした抜け感を求める人には不向き。
    ❌ 軽いバレルが好きな人
     19.5gはやや重めなので、軽量バレル(16~18g)を好むプレイヤーには少し重く感じる可能性があります。

    まとめ

    『ペスカ MOMOKA GOLDの』は、グリップの安定感とリリースのスムーズさを両立したバレルです。

    後方のグリップエリアには深めのリングカットを施し、しっかりとした指掛かりがあります。

    センター重心との相性も良く、安定した飛びを求めるプレイヤーに最適です。

    特に、「指がしっかり掛かるけど、抜けやすいバレルが欲しい」 というプレイヤーには試す価値のある一本。

    ぜひ、このバレルを手に取り、自分のスローにフィットするか試してみてください!

     

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    重たいのが苦手な方は通常版をぜひ!

    林桃加選手のフライトはこちら

     

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    筆者の簡単なプロフィール

    ダーツ歴12年、PERFECTプロ歴3年。

    ダーツの技術やバレルの特徴を調べるのが楽しみです!

    実際に投げたバレルは400種類以上。(2022/3月現在)

    数多くのレッスン受講歴あり、イップス・グリップイップスという経験から自身でも身体について勉強しています。

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