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TARGET所属、星野光正プロモデル「PYRO G9(パイロG9)」
このバレルは、どのようなバレルなのかを画像から考察していきます。
日本ソフトダーツ界におけるレジェンド、星野プロの新バレル。
購入を悩んでいる方、どんなバレルか気になっている方は、是非最後までご覧ください。
筆者の簡単なプロフィール
ダーツ歴11年、PERFECTプロ歴3年。
ショップで試投させて頂いたり、実際にバレルデザイナーとして活躍されていた(いる)方からイベントなどで伺った内容、ブログ等でオープンにされていた知識等を基にバレルの分析をするのが楽しみです。
実際に投げたバレルは400種類以上。(2022/3月現在)
また、数多くのレッスン受講歴があり、イップス・グリップイップスの経験から自身でも身体について勉強しています。
星野光正とは
星野光正プロは、現在「SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN」に参戦されています。
2022年年間ランキング46位。
PERFECT参戦時代では、2007年、2008年、2010年、2011年の年間ランキング1位。
ソフトダーツ最高峰の大会「スーパーダーツ」においては、2008年、2009年の2年連続優勝を果たしています。
これまでスーパーダーツで優勝を2回経験された選手は居ません。
正に、日本のダーツ界の礎を作った選手の一人と言えます。
炎の皇帝という異名があり、ダーツへの熱い想い、熱いプレイが印象的です。
その想いはインタビューの言葉の節々からもうかがえます。
道具に対する熱意も非常に高く、登場するバレルは毎回目が離せません。
2022年エスダーツオフィシャルプレイヤーとしても活躍されています。
また、DPL大阪では「星野塾」という少人数レッスンも行っています。
パイロ G9 の レビュー
デザイン
「炎の皇帝」の異名通り、「炎」がデザインされているのがパイロシリーズの特徴です。
長らく続いたデザインは一新。
と言いつつも古いプレイヤーは、このデザインに懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか?
また、ブラックコーティングは通常版では廃止されています。
ブラックカラーが好きな方は、エスダーツ限定版がお勧めです。
PYRO2から続く、前方縦カットは今作でも採用。
「長い」「短い」の交互に削られていたものが、47の様に同じ長さになっています。
細かいところですが、私はこちらの方が好みです。
皆さんはどうでしょうか?
パイロ G9 のバレルスペック
全長39.0mm、最大径7.4mm、重量17.0g
全長や最大径、重量に大きな変化がないパイロシリーズ。
全長は短めの39.0mm。
近年では珍しい40mm以下のバレルです。
タングステン含有率が95%から90%に変更されました。
95%だとバレルの中の削りが多くなり、好みの重心バランスにならなかったのでしょうか?
最大径は、7.4mm。
第1弾から続いてきた7.8mmから、0.4mm細くなりました。
数値としてはまだまだ太めですが、これまでとは異なったフォルムが非常に特徴的な今作。
グリップ部は細めのストレートを採用。
太めの最大径に緩やかなテーパーだった前作から、大胆な変化となっています。
※数値は自己計測です。
最大径は、バレルの前方に設定されています。
バレルの約半分程度設定されたストレート部。
ショートストレートバレルと言っても差し支えないようなスペックです。
星野プロは、以前のインタビューからトルピードバレルに対する想いを感じます。
形状がカッコいい。バランスが取りやすい。と話していましたね!
ストレートバレルにしなかった星野プロの拘りがあるように感じられます。
バレル重心は発表されていませんが、やや前重心に設定されているのでないでしょうか?
パイロG9 の持ち感・投げ感
パイロ G9は、最大径7.4mmという少し太めの径から、ストレート形状となります。
最大径からストレートへのテーパー位置は前の方に位置しています。
グリップ位置のバリエーションは少なく、親指、人差し指はストレート部に収まるように持ちます。
バレル全長がコンパクトで、手が大きい又は、指の間隔が広いグリップの方は長めのチップを使うなどが必要になりそうです。
しかし、コンパクトなバレルは指が広がり過ぎないというメリットがあるので、長いバレルを使ってグリップ迷子になってしまった方には、一度試してもらいたいです。
大きく3つのエリアで構成されています。
カットの深さは全て0.5mm。
- 幅1.6mmの角を落としたリングカットと幅1.0mmのデルタカット
- 幅0.8mmの多角形カットと幅1.0mmのデルタカット
- 最後方に幅1.2mmの角を落としたリングカットと幅1.0mmのデルタカット
- バレルエンドに0.6mm幅の縦カットを入れた幅1.0mmの角を落としたリングカットを
カット単体で見ると少しキツめにも見えますが、ストレート形状であることも考えると、抜けが良いように思います。
今回通常版でコーティングを廃止した理由にもなるのではないでしょうか?
リングカットだけでは、ノッペリとした指辺りになってしまうのをデルタカットを入れる事で防ぐ。
2個の多角形カットは面をズラしておらず、パイロG9の中では強めのカット。
この部分を親指ないし人差し指に当てる事で、ダーツに力を加えていきやすいですね。
ストレートバレルにありがちなグリップ位置が分からなくなるという不安を多角形カットを入れる事で解消。
多角形カットは「面」で指に当たるので、自分がどこを持っているのか?分かりやすいです。
バレルエンドまでしっかりとカットが入っており、全長39mmの短さでもフルに長さを使えます。
前方のエリアとカットが似ていますが、こちらの方がカット幅が狭く、エンドには縦カットも配置されています。
縦カットが入る事でカットはややキツめになりますが、6.6mmの太さのストレート部。
最後の一押しが欲しいというような点から、引っ掛かりが気になるというよりも重要な働きをしてくれる工夫だと感じます。
カットへの拘りが強い印象がある星野プロ。
カットを強くして推進力を生み出しつつも、抜けの良さに拘ったバレルとなっています。
グリップ例①
バレルエンドを使っていくパターン。
39mmの長さをフルに使っていきます。
最後方の縦カットで最後までダーツに力を乗せることが出来ます。
バレル単体で重心が前方に来ることを考えると、少し長めか重めのセッティングをする方に試してもらいたいですね。
多角形カットが苦手な方にもお勧めです!
グリップ例②
多角形カットを重要視していくパターン。
多角形のカットが指に「面」で接してくれます。
6.6mmの径は細く感じる方も多いと思いますが、「面」のおかげで不安感を低減させてくれるでしょう。
重心との感覚も狭く、ダーツが扱いやすいのも特徴です。
しかし、バレル前方から30mmの位置をグリップする必要があります。
チップで対応可能、もしくはバレル内でグリップが完結するかなりコンパクトなタイプにお勧めです。
まとめ
今回は、TARGETから発売される星野光正プロモデル「パイロG9」をご紹介しました。
パイロG9のお勧めポイント
- 全長がコンパクトで扱いやすく、長めのセッティングとも相性が良い
- トルピードバレルを使ってきたが、ストレートバレルを使ってみたい方が触りやすい。
- 強めのカットとダーツが抜けていく良さを両立している
パイロシリーズは、カットの変化はありつつも大きな変更がされてきませんでした。
今作、大きな転換点となるのか?非常に期待しています。
今までのパイロユーザーはもちろん、新たな層にも是非試してもらいたバレルとなっています!
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それでは!