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TIGA所属の坂口優希恵選手モデル、「エンプレチュ2 フュージョン(EMPRECHU 2 Fusion)」。
坂口優希恵選手は、ソフトダーツプロツアー「JAPAN」2021(2022/3/6現在)年間ランキング3位。2019年間ランキング3位。
実力もさることながら、ダーツライブシーズンプレイヤー(2020)、エスダーツアンバサダー(2020)と活躍され、人気も非常にある女性ダーツプレイヤーです。
坂口優希恵選手モデルの「エンプレチュ」は、前作に引き続き「エンプレチュ2」でも非常に人気のあるバレルです。
エスダーツ年間売上ランキング(バレル部門)では、1位、2位と限定モデルがランクイン。
ダーツハイブでも、通常モデルが6位と人気の高さが伺えます。
今回は、2022年3月17日に発売されるバレル「エンプレチュ2 フュージョン(EMPRECHU 2 Fusion)」を画像からレビューをしていきます。
購入を悩んでいる方、どんなバレルか気になっている方は、是非最後までご覧ください。
お時間がない方もいらっしゃると思いますので結論から先に言うと...
「エンプレチュ2 フュージョン(EMPRECHU 2 Fusion)」は、
・太さとテーパーで親指にハマりやすい形状となっています。
・後ろ重心でダーツの重さを指(手)で感じやすい。
・最近では軽めの重量設定ですが、後ろ重心で飛ばしやすさを味わえるバレルだと感じました。
上級者はもちろん、初心者の方など手首を倒して、ダーツに任せて飛ばすのにお勧めのバレルとなっています。
筆者の簡単なプロフィール
ダーツ歴10年、PERFECTプロ歴3年。
ショップで試投させて頂いたり、実際にバレルデザイナーとして活躍されていた(いる)方からイベントなどで伺った内容、ブログ等でオープンにされていた知識等を基にバレルの分析をするのが楽しみです。
実際に投げたバレルは400種類以上。(2022/3月現在)
また、数多くのレッスン受講歴があり、イップス・グリップイップスの経験から自身でも身体について勉強しています。
エンプレチュ2 フュージョン のレビュー
バレルスペック
通常版「エンプレチュ2」と比較しながら見ていきます。
全長41.0mm、最大径7.6mm、重量19.0g
菱形形状の最近のモデルとしては、少し短めかな?と感じるスペックです。
では、「エンプレチュ2 フュージョン」はどうでしょうか?
全長42.5mm、最大径7.7mm、重量16.5g
全長と最大径が少しアップし、重量が2.5gも軽くなっています。
サイズアップはしているものの、大きな形状変化は見られず、指ハマリの良さそうな形状。
そのような感じを受けるスペックと見た目となっています。
重量の変化が今回のポイントの1つと考えられるでしょう。
持ちやすさ
エンプレチュ2
エンプレチュ2 フュージョン
※数値は自己計測の為、参考程度にお考え下さい。
40mm~43mmの全長は、多くの方の手の中に収まりやすく、扱いやすいでしょう。
最大径が上がった分、カットの同位置で見るとその分の太さが上がっています。
グリップ部は、7.3mm~6.1mmの太さ。テーパーの角度は、3.7°。
テーパーの長さは、通常版と変わらずに長めに取ってあります。
テーパーの角度に変化があるものの、比較的緩やかなテーパーの角度となっており、ご自分の好きな太さでグリップしやすいモデルとなっています。
坂口選手のインタビュー動画で「親指に乗せて人差し指で挟んでグリップしている」と話されていました。
バレルを挟んで持つ以外にも、この発言通り”親指に乗せやすい形状”となっています。
ご自身の親指の反り具合とバレルのテーパーが合うか。是非チェックしてもらいたいポイントです。
やや広め角溝のリングカット(約1mm)を採用し、指の肉がカットに入り込みやすいです。
バレル自体の太さもあるため、「持っている」感がしっかりと味わえるのではないでしょうか。
投げやすさ
エンプレチュ2 フュージョンは、太めの菱形形状で広めのリングカットを採用したバレルです。
先にも記述しましたが、広めのリングカットでかかりがあります。
深さはそれほどでもなく、リングカットは抜けの良いカットです。
リングカットの中でも”角溝”は少しキツメの部類ですが、かかりつつも嫌な引っかかりはないでしょう。
しっかりとしたテーパーは、力の加わえやすさがあります。
今作の最大の特徴である「後ろ重心」。
バレルの全長は通常版エンプレチュと異なりますが、中心から3mmも後ろに重心が設定されています。
セッティングでも変えられるダーツの重心ですが、3mm動かすのは至難の業です。
フュージョンは、材質が異なる金属(チタンとタングステン)を合わせてバレルを作る事で、重心を作り出せます。
また、通常版とほぼ同スペックで2.5gも軽量化をされていることから、バレルの中をなるべく空洞にしていると予想出来ます。
これは一つの利点で、理想の重心を意図的に作り出すことが可能です。
重量は16.5gと軽めですが、後ろ重心となった事で手首にダーツの重さを感じやすいでしょう。
重心位置は、飛行姿勢にも変化が現れます。
飛行姿勢は人の飛びによって変わる為、一概に良い・悪いとは言えません。
しかし、後ろ重心のバレルは良い意味で「飛びにくい」傾向があります。
前重心のバレルは、勝手に飛んでいってくれる感覚がありますが、後ろ重心のバレルはしっかりと自分が飛ばさないとダーツが飛んでくれません。
そういう意味では、失投が分かりやすく、またダーツの軌道の放物線を綺麗にしたいという方にお勧めしたいバレルです。
後ろ重心のバレルは多くなく、ライジングサンやサルキング オリジン等があげられますが、バレルの選択肢は多くはありません。
貴重な選択肢となるでしょう。
テーパーの角度と幅のある角溝カットで力を伝えつつも、後ろ重心で飛び過ぎないバレルだと感じました。
まとめ
今回は、TIGAから発売される坂口優希恵選手モデル「エンプレチュ2 フュージョン(EMPRECHU 2 Fusion)」。」をご紹介致しました。
本バレルの特徴は、以下の4点です。
- 太さとテーパーで親指にハマりやすい形状
- 後ろ重心でダーツの重さを指(手)で感じやすい
- 16.5gという軽めの重量
- カットとテーパーで力を加えつつも後ろ重心で飛びすぎない
お勧めしたいプレイヤーは、以下のような方です。
- スイングスピードが比較的遅めの方
- 失投かどうかが分かりやすい方が良い方
- 後ろ重心バレルが気になる方
- 軽めのバレルが好きな方
自分の適正なリリースインパクトを作り出すには、体幹主導での動きが重要となります。
セッティングでもダーツの性格が変わってきます。
今回は、TIGAからエンプレチュ2 フュージョンをご紹介しました。
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それでは!