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DYNASTYプレイヤーのLISAことキム・ヒョジン選手モデル「LISA2」(リサ2)は、発売日が2019年2月27日。
使いやすそうなバレルなのでご紹介します。
これを見れば、「LISA2」(リサ2)の特徴やどんな方に合うバレルなのか分かるように説明していきます。
「LISA2」(リサ2)が気になっている方も、まだ良く知らない方も、是非最後までご覧ください。
筆者の簡単なプロフィール
ダーツ歴10年、PERFECTプロ歴3年。
ショップで試投させて頂いたり、実際にバレルデザイナーとして活躍されていた(いる)方からイベントなどで伺った内容、ブログ等でオープンにされていた知識等を基にバレルの分析をするのが楽しみです。
実際に投げたバレルは250種類以上。(2021/6月現在)
また、数多くのレッスン受講歴があり、イップス・グリップイップスの経験から自身でも身体について勉強しています。
LISA(キム・ヒョジン)選手について
リサ選手は、ナチュラルナイン池袋店でスタッフとして働いており、ダーツレッスンも定期的に行われています。
会いやすい、教わりやすい女性プレイヤーのお一人です。
JAPAN LADIES2019では、年間ランキング62位で入れ替え戦にも入る程の実力がある選手です。
LISA2(リサ2)のスペックと形状
- 全長:40.0mm
- 最大径:7.6mm
- 重量18.0g
- バレル単体重心位置:ほぼセンター
前作LISA(2BA比較)からは最大径が太くなり、重量が1g増量、更にカットがやや細やかになっています。
- 全長:40.0mm
- 最大径:7.4mm
- 重量17.0g
- バレル単体重心位置:センター
LISA選手の前作使用バレルはNo5タイプでしょうか?
今作2BAとした経緯も気になるところです!
LISA2(リサ2)アウトライン
LISA2(リサ2)のアウトライン(形状)です。
※数値等は全て、画像からの自己算出の為、参考程度にお考え下さい。
全長40mm、最大径7.4mm、18.0gとスペックだけをみると、標準的なバレルです。
ですが、画像を見てお分かり頂ける通り、細かくテーパーやR形状を採用しています。
少し細かく分かり難いので、特にテーパーの角度にだけ絞ってみます。
バレル後方のR形状を挟む境で、テーパーの角度3.5°と1.6°と変わっています。
R形状は、グリップの指ハマリの違和感軽減に用いた物と想定しています。
そのおかげで指ハマリが前作より良くなったという方も居るのではないでしょうか?
LISAとLISA2グリップ部分比較
角度の変更はありますが、平均して比べてみると両社に大きな差は見られず、これまでLISAを使ってた方も違和感なく移行する事が期待できます。
公式説明では、
ファーストモデルにしてスマッシュヒットを記録したKim Hyojin選手待望のセカンドモデル。
前作から最大径と重量を上げテーパー角を鋭くし、攻撃力を引き上げた。
ダーツへの力伝動が早くリリースの瞬間からトップスピードへと上昇する。
コントロール性能に定評のあるダブルリングカットへスパイラルカットを組み合わせる事で手離れも秀逸な仕上がりに。
DYNASTYより
前作では、2°と一定に設定していたテーパーの角度を分割することで、以下のように考えています。
- グリップ感と力を加えるカットの分別
- そして抜けの為のカットの両立を求めたテーパー角度の採用
- より安定したグリップ感の獲得
一般的にテーパーの角度が上がるとリリース直後からインパクトを出し始めると、力の伝えすぎとなる可能性が高くなるのです。
しかし、角度を途中で変更させることと、R形状を採用した事で補っているように感じます。
0.2mmの最大径の変更
バレル中央部の太さを上げ、R形状を使う事で前作の最大径に揃えてきているのが特徴のあるアウトラインです。
これは、グリップ時の指へのフィット感を上げる事が期待出来ます。
細身なLISA選手の指に、スッポリとハマるように、安心感を与える変更となっている事が伺えます。
その理由は、LISA2(リサ2)の特徴でもアウトライン。
他のR形状でもその特徴は見られ、Rの採用はテーパーを採用するよりも融通が効きづらくなるため、難しいと考えています。
それは、人それぞれ、指の大きさや親指の反り方、グリップ等も異なり、万人に合わせたR角度の設定が非常に困難な為です。
そこを上手く調整し、何段階にも細かく設定されたRにより良い安心感を出せるものとなったと考えます。
一般的にR形状は、テーパーよりも指のハマりが良い方が居る一方で、テーパーよりもハマリが悪いと感じる方が居る両極端の感じ方をされるという性質を持っています。
「万人にむけて」という要素は少し薄くなりますが、この程度の幅のR形状であれば大きな問題とはならないでしょう。
力を加えるメインとしては機能しないと捉えている部分も大きいです。
LISA2(リサ2)のグリップエリア
- グリップ部太さは、7.4mm~6.6mmと少し太め~少し細身と選べる設定
- 長さ14.0mmと比較的グリップ融通が効きやすい。
- 2種類のグリップポジションを設定する事で、中央持ち、後ろ持ちの選択も可能
LISA選手のグリップ
実際にLISA選手のグリップ位置を見てみます。(バレルがLISAの点には注意してください)
バレルリアを持ち、親指がテーパー部に当たっていそうなグリップに見えます。
バレルエンドのR形状もグリップの安定に役立っていますね。
LISA選手は、しっかりと手首を背屈させ、手のひらも少し潰し気味な印象があります。
テイクバックしきった位置でも指の形は大きく変わっていない事が分かります。
グリップ位置が少し太いな。形状が少し合わないな。と感じる方は、セッティングで重心を変更する等で持ちやすい位置を調整する方法もあります。
LISA2(リサ2)のカット
LISA2(リサ2)のカット構成
拡大するとこのようなカットです。
ダブルリングカットをベースにバランスの良いカット配置に感じます。
溝深さは記載しておりませんが、全体的に浅めとなっております。
前作で採用していたレクタングルカットよりも、カットの深さが浅くなり、カット幅の縮小等、カットそのものによるグリップ感は少し減った感触を受けます。
後の関連動画でもご紹介しますが、少しフォームも変更され、FIDOの動画ではリリースがより手前側になっているという印象も受けます。
少しカット全体を弱めつつも、縦(斜め)方向にも効くカットを採用。
斜めカットも加えることで、かなりリリースの早い段階からダーツに力を加えられる事が期待出来ます。
フロントカット
フロントカットは、LISA選手の丁度人差し指の先端を置く位置として、機能することが期待されますが、基本的には飾りカットとして良いとおもいます・
まとめ
今回考察したLISA2(リサ2)の特徴は、6点
- 太めに設定された最大径によるグリップ感の安心感
- 細かく設定されたR形状とテーパーで指馴染みが良い
- グリップの融通の利きやすさと安定感が両立されたアウトラインでグリップに安心感
- 狭め、浅めでやや縦方向にも効くのカットを採用
- 最近流行りの重すぎず、軽すぎずの重量
- カラーリングが美しい
LISA2(リサ2)は、リリースインパクトは手前側の方にお勧めしたいバレルの1つとなります。
また、適正なリリースインパクトを作り出すには、体幹主導での動きが重要となります。
今回は、素敵なLISA2(リサ2)をご紹介致しました。
フクロウをモチーフにしたフライトも可愛いですね。
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それでは!