【DMC】クフィール KEN SP2を画像からレビュー。

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DMC
の東沢憲選手モデル「クフィール KEN SP2」

     

今月(6月)は藤原選手の誕生月であり、DMCバースデー企画として6/1~6/30まで、エスダーツもしくはDMCオンラインショップで購入が可能です。

発売時期が限られており、入手出来るときに入手しておきたいバレルの1つです。

 

  

画像から「クフィール KEN SP2」がどんなバレルなのか。どのような人に合うバレルなのかを説明していきます。

   

また、前作クフィール KEN SPとの比較も行っていきます。

 

前々から気になってた。この記事を読んで欲しくなった。

 

そんな方は、販売期間に是非ゲットして欲しいです。

 

筆者の簡単なプロフィール

ダーツ歴10年、PERFECTプロ歴3年。

 

ショップで試投させて頂いたり、実際にバレルデザイナーとして活躍されていた(いる)方からイベントなどで伺った内容、ブログ等でオープンにされていた知識等を基にバレルの分析をするのが楽しみです。

 

実際に投げたバレルは250種類以上。(2021/6月現在)

 

また、数多くのレッスン受講歴があり、イップス・グリップイップスの経験から自身でも身体について勉強しています。 

 


目次

クフィール KEN SP2のスペックと形状

 

エスダーツより
  • 全長:42.0mm
  • 最大径:7.4mm
  • 重量17.5g
  • バレル単体重心位置:前重心(バレルセンターから1.5mm)

  

SP1同様、ベースとなったクフィールとはだいぶ異なった形状となっています。

エスダーツより

  

また、前作クフィール KEN SPとも形状が異なっています。

エスダーツより

 

説明動画では、Ken SPをギュッと縮めてシンプルにした形状。と仰っています。

  

クフィール KEN SP2はどのようなバレルとなっているのでしょうか。

 

  

アウトライン

クフィール KEN SP2のアウトライン(形状)です。

 ※数値は全て、画像からの自己算出です。

 

カットへ細かなディティールを加えたことでKfir Ken SP_1の特徴であったグリップの感覚を残しつつ、ストレートに近い形状をトルピード形状に変更したことでより強い押し出しを可能としました。

おすすめポイントは、全てのカットが深く刻まれており、しっかりとしたグリップが可能。

エスダーツ公式動画より

 

ストレートに近い形状をトルピード形状に変えたということで、SP1からの形状変化にも納得です。

  

最大径が中央付近にあり、最近流行り傾向でもある菱形形状です。

 

ストレート部分を中央に設定し、更に短くすることで、グリップ出来るテーパー部を長めにとっています。 

 

テーパー(傾斜)角は2°と緩やかで、グリップポイントは19mmと長めに設定されているので、グリップの融通は利きやすいように感じます。

  

また7.4mmという最大径太めに、DMC通常モデルよりもバレルエンドを0.2mm上げていることで、太さによるグリップ感や安心感を感じることが期待出来ます。

 

カット

クフィール KEN SP2のカット構成

  

 

段差をテーパーに変えた事で、カットの幅と深さがSP1よりも僅かに変更されています。

 

メインカットがSP1よりも全体的に幅広にもなっています。

  

全体的に幅広のが多く、しっかりとしたかかりが期待出来ます。

 

また、カット深さに特に拘ったとのことです。  

   

インタビューでは、エンドバレルは、Φ5.8とDMCでは決まっている径を、Φ6.0にしてカットを少しでも深くしたいという要望があったと話しています。

 

バレルエンドはマイクロカットと記載がありますが、通常のマイクロカットよりも深さがあります。

 

通常は0.1mm程度の深さのものをマイクロカットと表記することが多いですが、0.2mmと倍の深さがあります。

 

このようなところにも東沢選手の拘りが良く出ています。

 

東沢選手のグリップ

実際に東沢選手のグリップ位置を見てみます、(SP1のグリップである点にはご注意下さい)

 

テイクバック時には手の形は変更されず、セットアップの形のままテイクバックをするプレイヤーです。

(記事最後、関連動画参照)

 

  

SP1とSP2は、グリップコンディンションでとの使い分けをしているとのことです。

 

これだけ形状の違うバレルですが、グリップ感は変わらないと仰っています。

 

そこで、グリップ感でも重要となるバレルの重心位置を基準に比較してみます。

 

 

比較画像から分かる事 

  1. SP1は段差となっていますが、SP2ではリング+ウィングの複合が終わる場所と同じ位置に設定されている
  2. SP1はトリプルリングカットですが、SP2では広めのダブルリングカットとなっている
  3. SP1は逆シャーク+ダブルリングカットですが、SP2ではマイクロカットとなっている

 

なんとなくカット配置は似ているものの、採用されているカットが違い、形状も異なる事から、グリップ感があまり変わらないという発言は、興味深いです。

   

グリップしたい位置が微妙にズレていたり、もう少し持つ位置を変更したい。と感じる方は、セッティングで重心を変更する等で調整する方法もありますのでお試しください。

   

まとめ

今回考察したクフィール KEN SP2のお勧めポイントは6点

  • 42mmの菱形形状の採用により、多くの方が使いやすいバレルとなっている
  • 菱形形状かつテーパー角が低く、グリップポジションが広い為グリップの融通が効きやすい
  • バレルエンド迄カットが入っているため、後方持ちプレイヤーにも対応可能
  • 17.5gという現在標準的な重量で多くの方に扱いやすい
  • しっかりとしたカットで指に入る情報がはっきりとし、グリップ感を感じやすい
  • カットがキツメに入っており、緩いテーパーとカットでターゲットに押し込んでいける

  

クフィール KEN SP2は、リリースインパクトが比較的手前側の方にお勧めしたいバレルの1つとなります。

 

また、適正なリリースインパクトを作り出すには、体幹主導での動きが重要となります。

    

今回は、素敵なクフィール KEN SP2のご紹介でした。

  

ご購入は、エスダーツもしくはDMCオンラインショップから!


 

前作、クフィール KEN SPについては、こちらをご覧ください。

 

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それでは!

 

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