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Zephyrという北海道のダーツバーがあります。
Zephyrはバレルも出していますが、今回はその中から千葉香純選手のファンキーのご紹介です。
(エスダーツより)
全体的に入ったカラーコーティングが美しく、カッコイイバレルです。
ファンキーは、比較的多くの方が投げやすい万人向けのバレルだと感じました。
スペックと形状
全長:41.0mm
最大径:7.5mm
重量:17.0g
重心:やや前重心(エスダーツ画像より推測)
一般的なトルピードの形状をしていますが、特徴は7.5mmという太さです。
この形状、7.4~7.1mm帯には多い形状だと思いますが、7.5mmを超えてくると一気に選択肢が減ってしまう印象があります。
太めになってくると菱形形状が多くなってくる傾向があると思います。
また17gという重量。最近では少し軽めの部類ですが、扱いやすい重量だと考えています。
重心は、バレルセンターから1mm弱前に設定されており、セッティングするとバレルの真ん中辺りになると考えられます。
グリップ部の太さ
飾りの縦カットからのRカットが入った後方部からがグリップ位置です。
15mmの長さを使い、7.3mm~6.2mmまで細くしています。
15mmというグリップに幅のある長さと約2°と薄いテーパーとなっている為、多くの方に持ちやすい形状です。
また、リリース時に力が一気に加わらず、上手く力を逃がしてくれる事が期待出来ます。
カット
全体的に複雑なカット配置です。
Rカットやシャークカット、リングカット、階段状カットと様々なカットを使用した複合カットとなっています。
また、黄色のRカットと紫のRカットでは深さも異なっています。
同じカットの塊を連続して採用している中で、僅かに変えることで指に入る情報に変化を与え、どの位置をグリップしているのかという事が分かるように配慮されていると考えています。
バレルエンドのカットは、前方のカットとは異なる物を採用しています。
このカットは、「これ以上後ろを持たないように」という目安として働くカットだと考えています。
見た目ではカットがきつそうに見えるのですが、全体的にカットは浅めです。
指触りはゴツゴツしており、適度にかかる抜けの良いカットと言えると思います。
まとめ
ファンキーの特徴は3つ。
・7.5mmという太さの一般的なトルピード形状
・テーパーが薄めで比較的長いため、多くの方が持ちやすい形状
・適度なかかりの抜けの良いカット
比較的多くの方が扱いやすく、万人向けのバレルだと感じました。
逆に、カットやテーパーで押し込みたいプレイヤーには向かないかもしれません。
今回は、そんな素敵なファンキーについてお話させて頂きました。