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はじめに
バレル選びではデザインだけでなく、「自分の手に合うのか?」「投げやすいのか?」という不安と期待が入り混じります。
今回紹介するのは、村松治樹プロのバレル「RISING SUN G9 NO GROOVE」。
見た目はツルっとしていてカットがない。
でもこれが「えっ?めっちゃ持ちやすい!」と感じる不思議な感覚。
村松治樹プロといえば、日本を代表するダーツプレイヤー。
繊細で美しいスローと高い再現性で、世界中のファンを魅了しています。
そんな彼が、さらなる進化を求めて自らがリデザインに参加したこのバレル。
この記事では、「RISING SUN G9 NO GROOVE」のすごさを丁寧に解説していきます。
「なんとなくいいかも」から「これ欲しい!」に変わるかもしれませんよ。
RISING SUN G9 NO GROOVE スペック解説

項目 | 内容 | 効果 |
---|---|---|
全長 | 45.0mm | 短すぎず、長すぎずで扱いやすい。 最近増えてきている長さ。 |
最大径 | 7.4mm | 少し太めの最大径で指への接触面が増える。特にグリップに不安がある人に安心感がある。 |
重さ | 19.0g | 最近は一般的になりつつある重さ。 20gだと重いけど、18gだと物足りないプレイヤーに最適。 |
重心 | やや後ろ寄り | バレルの後ろ側をグリップするプレイヤーにおすすめ。 グリップが自然に安定しやすい。 |
コーティング | DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン) BLUE | 高硬度で滑りにくいのが特徴。 汗や摩耗にも強い。 |
材質 | タングステン95% | 一般的なバレルはよりも配合率が増えて細身バレルでも重たくできる。 |
ここからは画像やスペックから、科学的な視点で考えていきます。
RISING SUN G9 NO GROOVE は持ちやすい?ノーグルーヴ設計の秘密
一般的なバレルは、指がかかるように“カット”が入っている。
カットがある方が持ちやすいし、飛ばし易いことが多いです。
でもこのRISING SUN G9 NO GROOVEは、カットがない。
それなのに、このバレルは持ちやすい。
その秘密は2つ
- 表面にDLCコーティングがされていて、 指との接触がちょうど良い摩擦感を生んでいるから。
- グリップ部に1本カットあり。指先にはちゃんと「ここだ」と伝わってくる工夫。
だから「ここがグリップ位置だな」と分かりやすく、無理に持ちにいかなくても自然と安定するんです。
RISING SUN G9(21.5g)とG9 NO GROOVE(19g)の違いを徹底比較
G9にはリングカットが入った重ため21.5gモデルもあります。

21.5gモデルを実際に投げたときは、手にずっしりと感じる重さと、指にかかるカットのグリップ感が特徴的です。
グリップをしっかり固定できるため、力で押し出すようなスローにもぴったりです。
矢速が出やすく、直線的に刺さる感覚が好きな方には扱いやすいモデルだと思います。
一方で、今回紹介しているノーグルーヴモデルは、19gと特別軽いわけではありませんが、後方重心のおかげで他の20g前後のダーツと比べても実際にグリップした時の体感的な軽さがあります。
また、ノーグルーヴによるスムーズな手離れも相まって、スローの一瞬の動きやリリースのタイミングがより素直にダーツから伝わってくる印象があります。
ちょっと力を抜いただけでも綺麗に飛んでくれるのです。
それぞれ以下のプレイヤーにプレイヤーに向いています。
21.5gモデル:
- 指にしっかりかかるリングカットにより、安定したグリップを維持しやすい
- バレルに重さがあることで、自然な押し出し感と直進性が出やすい
- 同じフォームでも、「重さを活かした飛び」をサポートするバレル設計
19gノーグルーヴモデル:
- カットがなくても段差で感覚が掴め、繊細なグリップ感覚を重視する人に最適
- 重心バランスと抜けの良さで、最小限の力でダーツを飛ばしやすい
- 同じフォームでも、「感覚で操作する飛び」を支えるバレル設計
それぞれのバレルの設計思想
21.5g モデルの設計思想
✅ しっかりグリップして押し出す安定感重視
✅ リングカットが明確にグリップした感触が分かる
✅重さを活かして飛ばす感覚
✅一貫したグリップと矢速・直進性を意識した設計
→“決まった力感で押し出す”ことをサポートする操作安定型のバレル
G9(19g ノーグルーヴモデル)の設計思想
✅感覚を優先した繊細な操作性
✅カットがなくても、段差やテーパーで自然に止まる
✅指先の感覚でグリップ位置を見つけられるプレイヤー向け
✅最小限の力でダーツを飛ばすことの再現性を支えるバレル
→“感じて投げる”ことに特化した感覚拡張型バレル
自分のスローのスタイルに合わせて、どちらのバレルを選ぶか参考にしてください。
RISING SUN G9 NO GROOVE がぴったりハマるのはこんなプレイヤー!
✅バレル後ろ側をグリップするタイプ:
重心がやや後ろ寄り。
リアグリップで握ったときに最も自然に安定感を得やすい構造となっています。
繊細な段差構造やテーパー設計によって、さらに安定したリリースを得ることができます。
✅カットが多いと気になってしまう感覚派
✅手汗で滑りやすいけど、引っかかりすぎるのも嫌な人
✅長く使える“信頼できる一本”を探している人
ノーグルーブとDLCコーティングの相性がピッタリです
※初心者の場合はグリップがまだ安定せず、握るたびにズレる傾向があるため、感触を頼りに再現するのが難しく感じるかもしれません。
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【RISING SUN G9 NO GROOVEをさらに深掘り】
物理学的なバランス設計
✅RISING SUN G9 NO GROOVE の重心は“やや後ろ寄り”。
この重心バランスは、後方をグリップしたい人にとってとても適しています。
落ち着きやい位置でグリップすることが可能です。
✅後ろ側に重さがあることで、テイクバックやスロー時に、より自然に腕全体でのスイングスローが可能という効果があります。
✅後ろに重さがあることで、回転をかけなくても安定して飛ぶため、回転をかけない派の方にとっては再現性が高く、安心して使える設計。
✅回転を意図的にかけるプレイヤーにとっても、その回転が素直に伝わる特性があり、不要な回転だけが排除されていると捉えることができます。
指が「止まりやすい」理由:テーパー角と構造の工夫

RISING SUN G9 NO GROOVE のテーパーは、約3.15°。
この角度は、指先でつまむようにグリップするのに、多くの人が自然に滑って止まりやすい“ちょうどいい傾き”になっています。
無意識に「ここがグリップ位置」と感じられるようになっているのです。
ノーグルーヴに一工夫

完全なノーグルーヴではなく、1本カットが入っているのがポイント。
触覚レベルで感じ取れる繊細な違和感として、無意識のグリップ位置補正に役立ってくれます。
ただの“ツルツル”ではなく、“感覚に寄り添った構造”というのが、RISING SUN G9 NO GROOVE 最大の特徴ではないでしょうか。
RISING SUN G9 NO GROOVE が長く使える理由
最近ではあまり珍しくなくなったDLCコーティング。
これには以下のような効果があります。
- バレルの硬度が上がる
- 汗・皮脂がつきにくい
- 錆びにくく、感触がずっと変わらない
一般的なDLCバレルでは、「カットが長持ちする」という効果が強いですが、このバレルはノーグルーヴでカット自体が存在しません。
カットの状態が変化しない”ではなく、そもそも変化する部分がないとも言えます。(コーティング削れは除く)
長く使っても“握った感覚”が変わらず、信頼できる一本になります。
RISING SUN G9 NO GROOVE は「力を抜いて投げたい人」のための一本
このバレルの魅力は、「自分の感覚で投げたい」人にこそ分かります。
カットがなくてもグリップが決まる。
滑らず、引っかからない。
カットがなく、指とバレルの当たり方が常に一緒。
常に一緒であることで再現性が生まれやすく、プレッシャーのかかる試合や緊張する場面での安定したスローにつながり、結果としてパフォーマンス全体を底上げしてくれます。
一度この感覚を味わったら、もう元には戻れなくなるかもしれません。
もしあなたが「もっと自然に、もっと楽に、もっと精度の高いスローをしたい」と思っているなら、RISING SUN G9 NO GROOVE は、その第一歩を後押ししてくれる“答え”になるかもしれません。
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筆者の簡単なプロフィール
ダーツ歴12年、PERFECTプロ歴3年。
ダーツの技術やバレルの特徴を調べるのが楽しみです!
実際に投げたバレルは400種類以上。(2022/3月現在)
数多くのレッスン受講歴あり、イップス・グリップイップスという経験から自身でも身体について勉強しています。