ダーツの持ち方とリリースの極意|フォームが安定するグリップの決め方

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    筆者の簡単なプロフィール

    ダーツ歴12年、PERFECTプロ歴3年(現在は引退)。

    ダーツの技術やバレルの特徴を調べるのが楽しみです!

    実際に投げたバレルは400種類以上。(2022/3月現在)

    数多くのレッスン受講歴あり、イップス・グリップイップスという経験から自身でも身体について勉強しています。

     

    目次

    【初心者必見!】どうやってダーツを持てばいいの?

    ダーツで一番大切なのが、グリップです。

    間違った持ち方をすると、投げるたびにぶれや効率の悪いスローになる可能性があります。


    1.ダーツのグリップの基本

    グリップとは、ダーツを持つ方法のことです。

    どの持ち方がいいのかは、体の構造上の違いや個人の好みもありますが、基本的には次の形がお勧めです。

    ☆グリップの重要点

    • ダーツの重心の少し後ろを持つ → 力の伝達がスムーズになり、安定した飛行を実現させます
    • あまり握り込まない → リリース時に気持ちよく指が離れるようにする
    • 持つのではなく、親指と他の指で軽く挟んで支える感覚を意識する → 強く握り込むと、長時間のプレイで指に負担がかかりやすい
    • 手首の動きを活かせる形で持つ → 無理に手首を固めず、自然な動作を可能にします

     

    ☆ 正しいグリップのメリット

    • 投げるたびに安定した軌道で飛ぶ
    • 長時間投げても疲れにくい
    • 指の負担を減らし、怪我のリスクを軽減

    2.3フィンガー vs 4フィンガー どちらがいい?

    ☆ 3フィンガーの特徴

    【メリット】

    • 指の独立性が高く、リリースが自然
    • 毎回同じスローが再現しやすい
    • 持ち方が簡単で覚えやすい

    【デメリット】

    • 指の接地面積が小さくなるため、バレルの安定感を得にくく、リリース時に指の細かい調整が求められる。
    • 指の独立性が高いため、繊細な指の使い方が求められる。
    • 慣れるまでは軌道が安定しにくいが、慣れれば安定したスローを実現しやすい。

    ☆ 4フィンガーの特徴

    【メリット】

    • 設置する指が多いのでダーツが安定して持ちやすい
    • 長時間のプレイでも指の疲れが分散される

    【デメリット】

    • リリース時のタイミングが揃わないと、指の影響が出やすい
    • 指の使い方に慣れが必要

    3.親指は曲げるの?伸ばすの?

    親指はダーツの保持とリリースの安定性を左右する重要な指です。

    • 親指の第一関節を軽く曲げることで、適度な圧力を加えやすくなり、リリース時にスムーズな指離れが可能になります。
    • 伸ばした状態では、リリース時に親指の負担が増え、コントロールしにくくなります。
    • 母指内転筋、拇指対立筋、長母指屈筋の適度な使い方を意識すると、親指の負担を軽減できます。

    適度に曲げてあげることで、ダーツのリリース時の力の流れがスムーズになり、親指の負担を軽減できます。

    4. リリースとグリップの関係

    ダーツの飛び方には、グリップの強さ・手首の動き・リリースのタイミング が大きく関わります。

    • グリップが強すぎると? → ダーツがリリース時に引っかかり、安定しにくくなる。
    • グリップが弱すぎると? → ダーツに力が加わらず飛ばない、コントロールがしにくくなる。
    • 手首の動きが硬いと? → 投げた後のダーツの飛行が直線的になりすぎて、狙いがブレやすくなる。

    ダーツをスムーズに飛ばすためには、適切なグリップ圧・手首の柔軟性・リリースの再現性 が必要になります。

    5. 力学的に最適なグリップ位置

    ハンマーの柄を後ろ側で持つと、軽い力で効率的に振れるのと同様に、ダーツも重心の少し後ろを持つことで、無駄な力を使わずに安定した飛びを実現できます。

    これは、力の伝達効率を最大化し、より狙った軌道でダーツを飛ばすための重要なポイントです。

    ただし、ダーツは振るものではなく、指の動きとリリースのスムーズさが重要です。

     

    力がスムーズに伝わる

    • 無駄な回転やブレが抑えられ、真っ直ぐ飛びやすい。

    コントロール精度が向上

    • リリース時のバランスが取りやすく、狙い通りのラインに乗せやすい。

    重心の影響

    • グリップが重心より前すぎると前傾しすぎて失速したり、後ろすぎると飛びが不安定になることがあります。
    • 重心のやや後ろ がベストポジション

    6. 解剖学の視点から見たグリップの違い

    ダーツのグリップでは、指や手首周辺のさまざまな筋肉が使われます。

    3フィンガー:

    • 長母指屈筋、母指内転筋が主に働き、親指と人差し指の独立した動きが求められます。
    • 指の独立性が高い一方で、負担が一点に集中しやすい。

    4フィンガー:

    • 浅指屈筋、深指屈筋など複数の指を連動させるため、指の負担が分散しやすいが、リリース時の指の干渉が起こることがあります。
    • 安定感はあるが、リリース時に指同士が干渉しやすい。

    7. ダーツが飛ぶ仕組みとグリップの関係

    ダーツが飛ぶ原理を簡単に言えば、「投げる人の腕や手首の動きから生まれた力を、ダーツに効率よく伝えて放つ」ことです。


    ダーツに回転は本当に必要なのか?

    結論から言うと、ダーツの回転は必須ではないですが、適度な回転がかかることで指のリリース時のバラつきを抑え、安定した飛びを実現しやすくなります。

    ただし、回転を意識しすぎるとかえって不安定になるため、適切なグリップと力の抜けたリリースを意識することで、自然にかかる程度の回転が最も望ましいです。

    ダーツに回転がかかる要因は?

    指のリリースの影響

    • リリースの際、親指や人差し指がダーツの表面に接触しながら離れると、回転がかかる。
    • 指の角度やグリップの形によって、回転量が変化する。

    手首の動きによる影響

    • 手首が内側や外側にわずかに回ることで、ダーツに回転が加わる。
    • 手首の角度や動きによっても回転の度合いが変わります。特に、指がバレルの表面に長く接触しながら離れると、回転が強くなります。 一方で、リリース時に指の抜けが速いと、回転がかかりにくくなります。

    ダーツの回転は本当に必要か?

    回転が必要かどうかは、プレイヤーの投げ方と求める飛び方によると考えられます。

    回転をかけるメリット

    ダーツの飛びの安定性が増す
    指のリリースミスを軽減できる(回転によってダーツの軌道が安定し、リリース時のわずかな指のズレが飛びに大きく影響しにくくなる)

    回転をかけないメリット

    ストレートに飛びやすく、狙った位置に投げやすい
    手首や指の動きの再現性が高まりやすい
    意図しない回転が加わらず、ダーツの飛行軌道が予測しやすくなり、より直線的な飛びを実現しやすい。

    特に、リリースをシンプルにできるため、スローの再現性が高まり、狙った場所に投げる精度が向上しやすくなります。

    実際にプロプレイヤーはどうしているのか?

    プロのダーツプレイヤーの多くは、ダーツに回転をかけていますが、それは「意図的に回転をかけている」のではなく、「自然と回転がかかるフォームになっている」ためです。

     

    スティールダーツではありますが、世界のプレイヤーを見てみましょう。

    • フィル・テイラー → リリース時の指の動きによって軽い回転が自然とかかるフォームです。意図的に回転をかけているわけではないですが、ダーツが回転することで空気の影響が均等になり、ダーツの飛びのブレが抑えられ、軌道が安定しやすくなっています。
    • マイケル・ヴァン・ガーウェン → ほぼ無回転に近い投げ方をしているように見られます。回転量が少なくストレートに飛ぶ傾向があリマスが、完全な無回転ではなく、ごくわずかに回転がかかっています。
    • 日本では、星野光正選手が無回転のダーツで活躍されています!

     

    つまり、回転をかけるかどうかは 「人それぞれの投げ方のスタイル」 によると言えます。

     

    フィル・テイラーは、レッスンDVD内のスロー動画で、回転がかかっているのが非常によく分かります!

     

    ダーツの回転は 「必要不可欠なものではない」 ものの、 「適度な回転が安定性を生むこともある」 と言えるのではないでしょうか。

    回転がないダーツでも十分に安定したスローは可能。
    回転をつけすぎると不安定になる可能性もある。
    無理に回転をかけるのではなく、自然な動作の中でどう飛ぶかを観察するのが大事。

    8. フォームがレベルアップするコツ

    ターゲットにしっかりと照準を合わせる

    • 目線とダーツが一直線になるように構える。
    • 的に対して肩と肘を正しく配置する。

    ダーツの重心を後ろめに持つ

    • 力学的に最適な持ち方で、飛びを安定させる。

    余計な力を入れない

    • グリップもリリースも、必要最小限の力で行うことがポイント。

    フォロースルーを意識する

    • リリース後の腕は止めずに力を抜くように流していきましょう。

    9. よくあるグリップのミスとその解決方法

    グリップが強すぎる

    • 【解決方法】指の力を抜き、“軽く支える”イメージにする。

    重心よりも前を持っている

    • 【解決方法】ダーツの後方(重心の少し後ろ)を持ち、自然な力伝達を意識する。

    手首を固定しすぎている

    • 【解決方法】無理に固定せず、体をリラックスさせ適度に柔軟性を残す。

    指の角度がバラバラ

    • 【解決方法】親指や人差し指の位置を見直し、毎回同じ形を作る練習をする。

    グリップを安定させるためのエクササイズ

    1. 指の力を均等にするトレーニング
      • ストレスボールまたはリハビリ用ボールを軽く握って離す動作を繰り返す。
      • 指ごとに力を入れて、どの指が強く働くかを確認する。
    2. 手首の柔軟性を高めるストレッチ
      • 手のひらを上に向け、反対の手で指先を優しく押す。
      • 手首を前後にゆっくりゆらゆらと動かし、可動域を広げる。
    3. リリースの安定化
      • 軽くダーツを持ち、親指と人差し指で力を抜いた状態でリリースの練習をする。
      • リリースの際に指がダーツに引っかからないように、スムーズに抜ける感覚を意識することが重要。特に、リリース時に指の力を抜かずにいると、ダーツが指に引っかかりやすくなり、スムーズなリリースが難しくなります。
      • リリース時の手首の動きをチェックし、スムーズに動かす。

     


     

    まとめ

    適切なグリップを身につけることで、スローの安定感が向上!

    解剖学・力学の視点からも正しい持ち方を学び、精度を高めよう!

     

     

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