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one80所属、中村成孝プロモデル「Uroboros3(ウロボロス3)」
このバレルは、どのようなバレルなのかを画像から考察していきます。
JAPAN入替戦にも顔を出しはじめ、伸び盛りの中村選手の新バレル、ウロボロス3。
購入を悩んでいる方、どんなバレルか気になっている方は、是非最後までご覧ください。
筆者の簡単なプロフィール
ダーツ歴11年、PERFECTプロ歴3年。
ショップで試投させて頂いたり、実際にバレルデザイナーとして活躍されていた(いる)方からイベントなどで伺った内容、ブログ等でオープンにされていた知識等を基にバレルの分析をするのが楽しみです。
実際に投げたバレルは400種類以上。(2022/3月現在)
また、数多くのレッスン受講歴があり、イップス・グリップイップスの経験から自身でも身体について勉強しています。
中村成孝とは
中村成孝プロは、現在「SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN」に参戦されています。
2022年年間ランキング88位。
2021年には入替戦にも何度か登場し、ご存じの方も居るのではないでしょうか。
ダーツハイブオフィシャルサポートプレイヤー2022でもあり、まだまだ成長が楽しみなプレイヤーです。
私は、ダーツにプロでも大きく2種類の方が居るという事を感じています。
- バレルに対して、凄く拘りが合って、何度も図面調整と試投を繰り返す方
- バレルにあまり詳しくなく、全体の感じをデザイナーさんに伝え、作り上がったものを使いこなせてしまう方
どちらが良い悪いではなく、選手の特質やデザイナーさんとの相性など様々だと思います。
Noteを読んでみると中村プロは、前者のタイプかな?と感じました。
Noteでは、中村選手の初代ウルボロス作成過程が読むことが出来ますので、ご興味がある方は是非!
私もオリジナルバレルを作ったことがあります。是非そちらもご覧ください。
ウロボロス3の レビュー
デザイン
目を惹くのは、one80の十八番とも言えるコーティング。
青緑のキラッキラした表情が非常に綺麗です。
このようなレインボーコーティングには、個体差があります。
同じバレルでも、人とは違う色合いで所有感や相棒感が増す感じがしませんか?
フロントのデザインは 、雷のような、龍のような、そんな印象があります。
Uroboros1~3まで、フロントデザインに一貫性はなく、拘りではなく、その時の流行りなどで入れている感じでしょうか?
今回は、よりキリッとした印象に仕上がっています。
ウロボロス3のバレルスペック
全長43.5mm、最大径7.5mm、重量18.0g
初代は42mmだった全長は、ウルボロス2で43.5mmに変更され、今作も継続した数値となっています。
最大径も前作と同じ7.5mm。
重量も変わらず、18.0g。
リヤ全体にカットが入っており、全長や最大径も比較的一般的な数値のバレルです。
3種類展開で、ソフトダーツは18g、20g そしてスティールダーツ。
好みの問題で、よりズドンと飛ばしたい方は20g、そうでない方は18g。
スティール版も合わせて使いたいという方は、20g版の方が差が少ないかもしれませんね。
2種類の重量から選べる
※数値は自己計測です。
最大径は、「one80」のロゴの辺りに設定されています。
前作ウルボロス2と比較すると、リアテーパーは僅かに前からかかり始めます。
その差は2.5mmと数値上は大きいですが、肝心なのはリアのテーパー角度や長さでしょう。
テーパー角は、前作と変わらず2°と薄めの設定
緩やかなテーパーが16.5mmが長めに続いています。
その後のストレート部が6.4mm。
前作ウロボロス2では、テーパー最後に僅かな段差からのストレートがありました。
今作ウロボロス3は綺麗なテーパーとストレート。そして最後に0.15mm上げたデルタカットを配置。
これが、今作の最大の特徴と感じています。
前に段差をつけてグリップの目安にしていた物を、これ以上いかないような後ろに目安を持ってきた。
このデルタカットは非常にグリップの感覚に効いてきます。
たった0.15mmの高さでしょ?と思うことなかれ、
ウルボロス3 の持ち感・投げ感
ウルボロス3は、最大径7.5mmという最大径で、比較的最近多めの数値。
テーパーは薄めで、万人が持ちやすい感があります。
カットは、多角形カットを使用しており、結構ゴリゴリした物を持った感触があります。
全長43.5mm。
バレルリアをグリップの目印となる方は、ほぼ43.5mmそのままの長さとなってきますので、グリップが広がらないか注意が必要です。
43.5mmの長さで確実に収まる人は良いですが、シャフトにいったり、もう少し長さが欲しいというような方には、この僅かな引っ掛かりが気になるかもしれません。
そもそも、そういう方は、もう少し長いバレルがお勧めです。
前方は、凹むような軽いR形状。
指の形に反発しにくい形状となっています。
前作より、特に最前方は形状が異なって見えます。
実際には、最大で0.1mm程度ではあるのですが、鉛筆持ちをするようなタイプ等、フロント形状に拘りがある方は注意が必要です。
概ねカットの深さは0.5mm。
多角形Bゾーンやリヤのリングカットは溝の深さが異なるので注意です。
基本的な構成は、「幅1.9mmの多角形A」と「幅1.0mmの多角形B」の複合カットとなっています。
多角形Aと多角形Bの”面を互い違いにさせる”ことでカットのかかりを柔らかくしています。
また、多角形Aのなかでもウェーブ状に幅を変えたり、カットの切り替わりに細かい細工をする等、非常に面白いことをしているウルボロス3。
多角形の互い違いは、見た目ほどカットがかからないのが特徴です。
円状よりもグリップの感覚が分かりやすいので、グリップの安定感が欲しい人には試してもらいたいカットの1つです。
そんな多角形カットですが、更に工夫を加えることで、しっかりとしたかかりと抜けが両立されています。
ストレート部は、人差し指を置くのに良い感じです。
親指と人差し指が欲しいカットやテーパーは異なります。
普通のテーパーが人差し指で嫌な感じがあるという方は、後部が若干ストレートというバレルは、是非試して欲しいです。
グリップ例
せっかくのバレルエンドに配置されたデルタカット。
これを使ってあげるのが良さそうですね。
ストレート部の長さ6.6mmですが、テーパーがきつくないので、人差し指を無理にそこに収めようとする必要はありません。
多角形が苦手という方で持った時のゴツゴツ感や、投げた際の引っ掛かりが気になる方が居ますが、嫌な引っ掛かりはありません。
構造上、多角形のゴツゴツ感は出てしまいますが、どうしても避けたいという方以外は特に問題はないでしょう。
冬場、乾燥して通常のリングカットだと物足りないんです。という方にも良さそうです。
ある程度、グリップ位置が決まってしまうこのバレル。
チップに指をかけたりする方は要注意。
バレルエンドのデルタカットを目印にグリップ位置を決定しまうと、チップにかける指が伸びて、手の形がいつの間にか崩れてしまう。そんな可能性があります。
手の形が気付かない間に崩れていくと不調の原因にもなりかねません。
まとめ
今回は、one80から発売される中村成孝プロモデル「ウルボロス3」をご紹介しました。
ウルボロス3のお勧めポイント
- ブルー基調のレインボーカラーがカッコイイ!
- バレルエンドのデルタカットがグリップの安定感を高めてくれる。
- 交互に配置された多角形カットと工夫でしっかりとしたかかりと抜けを実現
- 選べる2種類の重さ
多角形カットとカラーリングが好きであれば、是非に!と言いたいバレルだと感じました。
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それでは!