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TARGET所属、樋口雄也プロモデル第4作。
「ダンシングダック G3」はどのようなバレルなのかを画像から考察していきます。
理論派、樋口選手の新バレル。
購入を悩んでいる方、どんなバレルか気になっている方は、是非最後までご覧ください。
筆者の簡単なプロフィール
ダーツ歴11年、PERFECTプロ歴3年。
ショップで試投させて頂いたり、実際にバレルデザイナーとして活躍されていた(いる)方からイベントなどで伺った内容、ブログ等でオープンにされていた知識等を基にバレルの分析をするのが楽しみです。
実際に投げたバレルは400種類以上。(2022/3月現在)
また、数多くのレッスン受講歴があり、イップス・グリップイップスの経験から自身でも身体について勉強しています。
樋口雄也とは
樋口雄也プロは、現在「SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN」に参戦されています。
2014年PERFECT年間ランキング5位、2021年JAPAN年間ランキング7位、2022年現在21位。
ソフトダーツ、スティールダーツでも安定した実力を発揮すると共に、2022年エスダーツアンバサダープレイヤーとしても活躍されています。
また、個人レッスンでは論理的な内容を分かりやすく教えてくれ、私個人としてもお勧めのレッスンです。
技術以外にアレンジにも詳しく、長年プロとして培ったものは皆さんの悩みに必ずヒントを与えてくれるのではないでしょうか。
とても気さくで接しやすい、皆さんに愛されていると感じるプレイヤーです。
フォーム
スローラインに入る前が特徴的なフォームですが、身体をターゲットに向かわせるための合理的なルーティンです。
ルーティンの後は、非常にリズム良く打っている、見てて気持ちの良いフォームです。
ダーツでは身体を動かしたらダメだというような事を聞きますが、最低限動いても問題ないと感じさせてくる。そんなフォームです。
リリースインパクトは、比較的身体に近い位置で出しているように感じます。
グリップ
2020から2022にグリップの変更があったように見えます。
バレルの変更によるものでしょうか?
親指と人差し指でバレルをグリップ。中指をチップの横に添えた3フィンガー。
親指が僅かに後ろに下がったように見えます。
よりコンパクトなグリップになった感じがあります!
グリップはテイクバックまで大きく変化するような動作は見られず、シンプルです。
ダンシングダック G3 の レビュー
デザイン
前作「ダンシングダックG2」までは、全面に施されたシリカコーティングのブロンズカラーにオレンジのアクセントが特徴的でした。
今回は「ブラックマークシリーズ」カラーの黒をベースに樋口選手のシンボルカラーであるオレンジを一部に施しています。
よりオレンジが強調されたカッコいいカラーリングです。
ウェイファーラーから初めてフロント部に縦カットが採用されました。
ダンシングダック G3 のバレルスペック
全長41.0mm、最大径7.5mm、重量17.0g
今までの「ロングトルピード」から、オーソドックスな「トルピード」バレルになりました。
ソフトダーツモデルは、徐々に軽くなってきたダンシングダック。
今作は最軽量の17.0g。
”使いやすい長さに安心感がある太さのバレル” だと感じます。
見た目はオーソドックスで、40mm付近で少し太めと最近多く見るコンセプトですが、数値は珍しい。
41mmの全長に7.5mmの最大径は、殆どないのではないでしょうか?
※数値は自己計測です。
テーパは16.0mmと少し短めに設定され、ストレート部もやや長め、砲弾型というよりも菱型形状のバレル。
3°のテーパーでしっかりと力を載せにいけそうです。
樋口選手はチップに指を当てており、気持ちの良い長さは自動的に決まるものと推測します。
この長さとテーパーの角度に拘った結果が、今回のスペックに繋がっているのでしょうか?
ダンシングダック G3 の持ち感・投げ感
ダンシングダック G3は、最大径7.5mmという少し太めの径から、適度な長さのテーパーで幅を持って細くなっていきます。
柔らかくグリップしても、どこかで指に挟まってくれる。そんな安心感を与えてくれます。
また、全長がコンパクトな仕上がりなので指に収まりやすい感じがあります。
40~42mm付近のバレルは、扱いやすく、セッティングの幅も広いように思います。
メインカットは、ウィングカットとダブルリングカットで構成。
幅1.2mm、深さ0.2mmのウィングカット。
幅1.0mmと0.5mm、深さ0.3mmと0.2mmのダブルリングカット。
テーパーとカットでしっかりと力を伝えていける。
深さはそれほどないので、引っ掛かりはない。そんなカットに仕上がっています。
重さは17.0gと比較的、最近のモデルでは軽いものとなります。
長時間投げていても腕の疲れは気にならないように思います。
グリップ例①
少し太めの7.3mm径のトリプルリングカット付近を持つ位置。
柔らかく持ってもバレルが落ちそうな不安感が少なそうです。
- 7.3mmの太めの径にテーパー角が指にハマってくれる。
- シッカリしたかかりのトリプルリングカットで力を伝えやすい
テーパーとカットで力をのせられる、私ならこの辺りを持ちたいな。というグリップポジションです。
この太さとテーパーならバレルをしっかりと挟む事も出来、かつ17.0gという重さで軽い方向付けもしやすいのではないかと推測されます。
グリップ例②
細めの径6.6mmの複合カット付近。
かかりと抜けのバランスが良いダブルリングカットと抜けの良いウィングカットをグリップ。
- 6.6mmの細めの径で、細さを求める方にも対応出来るグリップ位置。
- バレルエンドまでしっかりとカットがあり、シャフト付近を持つ方も安心。
グリップ例③
7.5mmの太さのキャニオングルーブを持つ位置。
縦カットは、深さ0.7mm 幅1.2mmと存在感のあるカットです。
キツめに見えるカットも交互に縦カットが配置されているのと、溝の深さが徐々に浅くなっていることで、見た目ほどの強さはないように思います。
- 7.5mmの径とストレート部でしっかりと指に刺激を与える位置。
- 唯一縦カットがあるポジション。
前への推進力、バレルの回転、指離れの良さに寄与してくれそうです!
グリップ例④
最大径7.5mmのトリプルリングカット付近を持つ位置。
バレル前部を持ちたい方にも対応出来るカットが採用されています。
デザインカットのように見えるも、オレンジカラーの0.3mmの深さとその前後の0.5mmの深さのカットでダーツを飛ばせそうです。
このカットは、後部のトリプルリングカットと同形状。
中央部のキャニオングルーブも上手く使いたいですね。
前~真ん中持ちでダーツを引っ張ってくるように投げたい方には、貴重な選択肢のバレルです。
- バレル前部をグリップしたい方にも対応可能なポジション。
- ダーツを引っ張るようなイメージを持っている方に試して欲しいです。
まとめ
今回は、TARGETから発売される樋口雄也プロモデル「ダンシングダック G3」をご紹介しました。
ダンシングダック G3のお勧めポイント
- 全体的に太めの最大径でグリップに安心感。
- 拘りを感じるスペック(数値設定)。
- コンパクトながらに多くの使い方やグリップ位置に対応可能。
- リラックスした状態での安心感と力の伝えやすさを重視したバレル設計。
このバレルを使うことで、樋口三原則の「持たない、引かない、投げない」を実感出来るかな?と期待してしまいます。
ダンシングダックは比較的変化が大きいシリーズですが、今作も気になるバレルです。
ここまで多くのグリップに対応出来るモデルも少ないので、私も自然とチェック度が高くなってしまいます!!
また、以前樋口選手が使用していたバレルを現代版にリメイクしたようにも思えるダンシングダックG3。
違いにも注目したいところです!
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それでは!