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TARGET所属、森田真結子プロモデル第4作。
「MAYO GENERATION 4」はどのようなバレルなのかを画像から考察していきます。
前作「MAYO GENERATION 3」との比較も行っていきます。
購入を悩んでいる方、どんなバレルか気になっている方は、是非最後までご覧ください。
筆者の簡単なプロフィール
ダーツ歴11年、PERFECTプロ歴3年。
ショップで試投させて頂いたり、実際にバレルデザイナーとして活躍されていた(いる)方からイベントなどで伺った内容、ブログ等でオープンにされていた知識等を基にバレルの分析をするのが楽しみです。
実際に投げたバレルは400種類以上。(2022/3月現在)
また、数多くのレッスン受講歴があり、イップス・グリップイップスの経験から自身でも身体について勉強しています。
森田真結子とは
森田真結子プロは、「SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN LADIES」に参戦されている女性ダーツプレイヤーです。
2022年ダーツライブシーズンプレイヤー、ダーツハイブオフィシャルプレイヤー、BAGUSオフィシャルプレイヤーとしても活躍される非常に人気の高いプレイヤーです。
ポーカー界でも活躍され、「第2回WG Poker JAPAN ポーカー最強女子決定戦」で優勝された実績もあります。
ダーツ界以外にも活躍の場所を広げている管理人も目が離せない選手です!
ダーツを色々な形で広めていきたいと活動されている。そんな感じを受けます!
フォーム
リズムが一定で見ていて気持ちの良いフォーム構成です。
ダーツを持ってきたところで一度しっかりとグリップを調整しているのと、テイクバックしきった位置でしっかりと矢の角度が出ているのが特徴的です。
盤面に近い位置でリリースインパクトを出している。そのように見てとれるフォームです。
グリップ
親指と人差し指でバレルをグリップ。中指と薬指をチップの下に添えた3フィンガー。
親指の指先でと人差し指の第一関節でバレルを持ち、浅めなのが特徴的なグリップです。
抜けが良さそうなグリップです!
フォロースルーの綺麗さの秘密がここにありそうです。
MAYO G4 の レビュー
デザイン
毎回カラーリングが異なるMAYOシリーズ。
今回はブラックをベースに、パープルをカットの溝に配置した渋いカラーリング。
前作から引き継いでいる猫のマークが全体のイメージを引き締めてくれます。
フロント部にカットがあるのは、森田プロのように中指をバレルにかける方に嬉しいポイントです!
MAYO G4 のバレルスペック
全長41.0mm、最大径7.3mm、重量18.0g
これまでのMAYOシリーズで採用されてきた「最大径7.1mm」から「最大径7.3mm」への変更。
さらに握りやすくコントロールの利くアウトラインに
商品説明文より
7.3mmの最大径は、少し太め程度に位置します。
最大径7.3mmの他のバレルは、「DMCのMarberick、ShoSPシリーズ」、「DMCのHawk MasakiSPシリーズ」、「TRiNiDAD Roman2」などが該当します。
※数値は自己計測です。
太さ7.3mmのストレート部分が約15mm、5度程度のテーパー部分が約8mm。
フロント部分G3とG4のアウトラインを比較してみると最大径の到達位置が後方に下がっています。
先端部分だけ僅かに「MAYO G3」の方がテーパー角がきついですが、ほぼ両者とも緩やかな角度なのが分かります。
後方のストレート部の終わりはほぼ同位置で、「MAYO G4」の方が角度が僅かにきついテーパーとなっています。
テーパー角に合わせてカット配置に若干の変更があるように見えます。
画像では大きな差に見えますが、その差は1mm程度での微調整となっています。テーパーは約0.6度の変更です。
MAYO G4 の持ち感・投げ感
MAYO G4は、最大径7.3mmという少し太めのストレート部、大きめのカットでしっかりとしたグリップ感があります。
これは、先程ご紹介した商品説明でも取り上げられている本商品の大きな特徴だと感じます。
しっかりとしたグリップ感がある事で自分で無理にバレルを持ちにいかず、指の力が抜けていく事が期待出来ます。
ダーツでは、不要な指の力を使いたくないですよね!
同じように見えるカットですが、よく見るとストレート部とテーパー部でカットが異なっています。
ストレート部のウィングカットは、より深く広めにしています。
ウィングカット①の前から2つ目は、周りのカットよりも尖っておりシャークカットにも見えます。
1つだけかかりやすいシャークカットにし、周りは抜けの良いウィングカットにしている。
パワーは伝えやすいけれども、ウィングカットを多く採用することでリリース時のひっかかりを軽減。
「MAYOシリーズ」の人気を支える魅力の1つだと感じています。
シャークカット(ウィングカット)が好き!という人も居るのではないでしょうか?
「ウィングカット①」をグリップした場合
MAYOシリーズユーザーの多くが持つ位置だと考えています。
- 7.3mmの太めの径、大きめのカットでしっかりとしたグリップ感を感じられる。
- 深さのあるウィングカットでテイクッバックでバレルが下に落ちにくい。
- しっかりとダーツに力を乗せていける。
- ストレート形状で抜けの良さがある。
バレル前方から33mmまでの位置をグリップするため、手が大きくない方、グリップの指の幅があまり広がらない方が持ちやすいポジションです。
指が必要以上に開いてしまうとグリップが安定し難かったり、パワーが伝えにくい原因になることがあります。
グリップに何らかの不安を感じている方にも試してもらいたいポジションです。
ストレートバレルはダーツを飛ばすイメージに沿わせやすい(ラインを辿りやすい)と言われています。
MAYO G4は長くはないバレルの為、一般的に言われるラインの辿りやすさはやや少ないように感じられます。
「ウィングカット②」をグリップした場合
キツめのテーパーをグリップする位置です。
角度があり、深めのカットを採用しているため、ダーツにパワーを伝えやすいグリップポジションとなります。
力は伝えややすくもリリース時の指に残るような感じは少なめ。
トルピードらしい前に伸びるような飛びを感じられそうです!
バレルエンドを持つ方でも、シャフトの繋ぎ目が分かり難いようにデザインされているので持ちやすそうです。
その時の調子に合わせてグリップ位置を微調整するのにも役立ちそうです!
MAYO G3と比較してみて
最大径0.2mmアップをどう考えるか?
指は非常に繊細なセンサーを持っています。
最大径が太くなるとリリースでバレルを離すのが難しくなる傾向があります。
しかし、片側僅か0.1mmのサイズアップなので「劇的に違う!」という感じは受けにくい。
グリップの安心感が得られる事で指の力が抜けるのであれば、そちらの方がメリットが大きいと考えています。
より抜けの良さを感じたいか? よりグリップ感を感じたいか? 好みで選んで問題ないように感じます。
まとめ
今回は、TARGETから発売される森田真結子プロモデル「MAYO G4」をご紹介しました。
MAYO G4のお勧めポイント
- 太めの最大径とストレート形状で安心したグリップ感。
- 力が伝えやすく、リリース時のひっかかりが少ないカット。
- 扱いやすい全長。
- ストレート形状の抜けの良さとテーパーを使った力の伝えやすさの2パターン。
「使う人を選ばないオールラウンダーなバレル」という商品説明文のとおり、カラーリングやアウトライン、カット共に非常に使い勝手が良いバレルです。
最近の全長40mm付近のバレルは最大径7.5mmを超えるような太めの設定が多いので、全長が気に入った方は是非試してみてもらいたいですね!
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それでは!