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ダーツではしっかりしたスタンス(立ち方)が重要です。
投げる際も、重心移動・体重移動はしながらも、前に突っ込まないように投げるのが理想です。
安定したスタンス。皆さんはちゃんと出来ていますか?
私は、前に突っ込んでしまう事があり苦労しました。
前に突っ込んでしまい、ダーツにパワーが乗らなかったり、リリースのタイミングがズレることで目標よりも下に刺さっていました。
正しい位置で身体を支える事で、前への突っ込み具合は激減し、リリースのタイミングが取りやすくなりましたので、今回は私が実際に行っていた内容をご紹介します。
最後まで読んで、安定したスタンスの習得に役立てて下さい。
筆者の簡単なプロフィール
ダーツ歴10年、PERFECTプロ歴3年。
趣味は、バレル分析。
実際に投げたバレル数は250種類以上。(2021/6月現在)
ショップで試投させて頂いたり、実際にバレルデザイナーとして活躍されていた(いる)方からイベントなどで伺った内容、ブログ等でオープンにされていた知識を等を基にバレルの分析をしています。
数多くのレッスン受講歴、イップス・グリップイップスの経験から、自身でも身体について勉強しています。
そんな「むっか」が、自分の中で消化した内容、現在取り組んでいる事をお伝えしています。
足に壁を作る
投げた際に安定するには、足に壁を作るイメージをする事が重要です。
スローラインから前に出ないように。
その場でしっかりと踏み込み、踏ん張れるように。
足の外側に壁をイメージします。
ダーツは、ついつい上半身ばかりを意識してしまいますが、下半身がとても重要です。
このイメージをすることで、足にも意識がいくようになります。
足元がしっかりし、前への突っ込みが減る安定したスタンスとなってきます。
筋肉は前後左右が整っていること
筋肉は前後、左右(曲げる・伸ばす)と対立して存在しています。
安定したスタンスは、前後、左右、筋肉のバランスが整っている必要があります。
前後であれば、モモ前の筋肉とモモ裏の筋肉。
左右であれば、内モモの筋肉と外モモの筋肉。
このように対立している筋肉が拮抗している状態を「整っている」と表現しています。
私が行った内容
私は「足に壁を作る」意識をする際に、外モモの筋肉だけを意識していました。
また、身体の中心で支えると考え、内モモをとても意識した時期もありました。
しかし、どちらも安定したスタンスにはなりませんでした。
確かにふらつきはしないようになりましたが、身体を筋肉で固めている状態になってしまっていました。
筋肉が頑張って支えてる。と言い換えても良いと思います。
これでは、ダーツを狙うことに集中出来ていません。
安定したスタンスは、どこかが強すぎてもダメです。
まず、身体を真っすぐにすることが重要だと考えています。
骨盤を立てる
身体を真っすぐにするため、「骨盤を立てる」ことが必要でした。
まず、モモ前後の筋肉を緩ませることから始めました。
デスクワークや学生であまり運動をされない方は、モモ裏側の筋肉が硬くなり、収縮していることがあります。
ストレッチ等を取り入れ、骨盤をしっかり立たせられるようにしましょう。
普段の生活でも姿勢が悪く、肩こりや腰痛になっている方は、骨盤を正しい位置にすることで改善出来る可能性があります。
ストレッチ方法
デスクワークでモモ裏側(ハムストリングス)が固まっている方は、股関節も硬くなっています。
裏側の筋肉が固まり動きが悪くなると、前側の筋肉も緊張して固まってしまうため、股関節が硬くなります。
一例ですが、座りながら片足をもう片方の足に乗せ、背すじを伸ばしながら、前傾していく方法があります。
詳細な方法は、こちらのサイトや「すごいストレッチ」を参照してください。
「すごいストレッチ」は、分かりやすいイラストで手軽に出来るものが紹介されており、身体に詳しくない方でも行いやすいです。
身体を手軽に緩ませたい方は、マッサージガンがとてもお勧めです。
以前紹介しましたが、我が家では妻の分も購入し2台あります!
以前紹介した商品がなくなっていましたので、他のお勧めもご紹介しておきます。
また身体を緩めるのに、マッサージガンではしにくい背中には、フォームローラーがお勧めです。
これらは、身体全般のケアに非常に役立つアイテムですので、1つあるだけでも便利です。
モモ内外の筋肉を機能させる
私は、左右の筋肉も縮まってしまい、上手く機能せずにいました。
前述の骨盤を立たせた状態で、モモ左右の筋肉も正しく動くようにするようにしていきました。
まず、モモ外側の筋肉を伸ばすように。
私の場合は、踵の外側に体重をかけるようにしていくと、外モモの筋肉が伸びる感じがあります。
腸頸靭帯(筋肉ではありませんが)を伸ばすようなイメージを持っています。
しかしこの状態では、身体が外側に行き過ぎてしまっています。
そこで、足の小指を上げるようにすると内モモにも力が入ってきます。
そして身体をしっかりと引き上げる。
このイメージを持つと丹田に力が入っている姿勢となります。
丹田に力が入ること。これが正しく安定するスタンスだと考えています。
しっかりした下半身を作ってから上半身を作る事で、程よく力が抜け、リラックスしているけど、安定したスタンスを取ることが出来ます。
元々使われていなかった筋肉を使う為、最初はフラついたりするかもしれません。
足への体重のかけ方
足の骨は、非常に多くの骨で構成されており複雑です。
この細かい骨達は、回外すると結合し、回内するとバラける。という動きをします。
足の骨は、結合していた方が力が出ます。
なぜ足の骨がバラける必要があるのか?
それは、歩く際に地面から受ける衝撃を和らげる必要があるからです。
この動きが使われ、上手く人間は歩いています。
足の骨がバラけた「衝撃を和らげる」状態では、ダーツを上手く放すのは困難だと考えています。
「足の裏全体で」は感覚
「足の裏全体で体重を捉える」という事を選手からの話で聞いたことがあります。
これは、身体構造を考えると難しいと考えています。
感覚的には「足裏全体」だと思いますが、本当に「足裏全体で地面を踏もう」とすると、土踏まずのアーチを潰さなくてはいけません。
足のアーチを潰さないよう外側で体重を受けとめ、足の骨を結合させるようにすることで体幹が入りやすくなる。
これが安定したスタンスの足の使い方だと考えています。
しかし、力が入るからと回外させた状態で固定させてはいけません。
足首の柔軟性も非常に重要です。
足首が柔らかくなると、背骨も柔らかく使えるようになり、背骨が柔らかくなると身体を引き上げやすくなります。
足の指に手の指を挟んで足首をクルクル回してほぐしたり、マッサージガンで足首を緩めるのも効果があります。
まとめ
安定したスタンスの習得には、固まった筋肉を緩め、正しい筋肉で支える必要がある事をご紹介しました。
- 足の外側に壁をつくるイメージをする
- 丹田の入った姿勢が重要
- かかとの外側に体重をかける
- 身体を引き上げる
固まった筋肉をほぐすには、日々のケアがとても重要です。
正しい筋肉で立った場合、最初はふらついてしまい、この立ち方は良くない。と思われるかもしれません。
その際は、以下2点を確認してみてください。
- 丹田に力が入っているか?
- 呼吸が深く入る姿勢か?
参考に安定したスタンスの習得に繋がれば嬉しいです。
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それでは。