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ダーツと環境問題に関して私が思っている内容についてお話をしてます。
ここでいう「環境」は「投げる環境」ではなく、「地球環境」や「労働環境」等を指します。
私はダーツを2011年から始めましたが、同時に環境にも興味を持っています。
eco検定(環境社会検定)に合格し、SDGsや環境関連の展示会やセミナーにも行っています。
そんな私が、以下2つを普段どのように考えているかをお話していきます。
・ダーツと環境問題は今後どうなったら良いか。
・どうしたらダーツという競技・エンターテメントの価値が上がっていくのか?
内容には、失礼にあたる部分があるかもしれません。失礼の段、ご海容ください。
環境に関する日本と世界の現状
2021年、テレビなどで「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を聞く機会が増えたと感じています。
SDGsは「持続可能な開発目標 」と言い、今後も人間が住み続けられる地球であるためにはどうすべきかを示した目標です。
SDGsは国連で決められたもので、目標は17個、ターゲットは169にも及びます。
詳しい内容は、こちらを参照してください。
また、2030年までに「誰一人取り残されない世界」をつくろう。というものでもあります。
世界はこの「SDGs」に非常に注目しています。
逆を言えば、SDGsに取り組まないと世界に置いて行かれる。取り残される。というような危機感を私は抱いています。
しかし、このSDGs目標。
個人的な感覚にはなりますが、かなり高い目標です。
このまま普通に過ごしていたら、どうやっても達成出来ません。
しかし、1人1人の行動が変われば達成出来る。
また、ダーツを広げるチャンスでもないか?と感じているのです。
SDGsは、世界が直面している様々な問題に対して全世界が取り組むこと。
国や政府、団体、個人も含め、様々な立場の人が協力していく達成する目標です。
当然、日本もその中に入っています。
今後「環境」という問題から逃げる事は出来ない。私はそう考えています。
日本は、SDGs達成率18位。(2021年度)
決して高い順位ではなく、ヨーロッパ諸国に比べると遅れているようなイメージを持っています。
日本の環境
日本は、昔から環境問題に直面してきた国です。
4大公害(水俣病、 水俣病、 イタイイタイ病,、四日市ぜんそく)などの経験から、「環境汚染は良くない」という考えを持っている方は少なくないと思います。
最近の異常気象、ゲリラ豪雨や暑すぎる夏なども「地球環境」の変化と捉えることが出来ます。
「24時間戦えますか?~~ビジネスマン」という言葉がありました。
現在そんな事を言えば「ブラック企業」と言われてしまうでしょう。
あげく過労死でもしようものなら、マスコミ沙汰になる事も考えられます。
地球環境だけでなく、「労働環境」についても時代で変化している事が分かります。
SDGsは、「地球環境」だけでなく「労働環境」なども含めた17個の目標が設定されています。
日本の環境理解
- 働いている会社が「SDGs」や「ESG」に取り組んでいるという方
- ESG投資を意識した個人投資家の方
- 私のように個人的な興味で勉強をしている方も居るかもしれません。
最近では、小学生の頃から環境についてしっかりと学んでいます。
エコマーク等も教科書に載っており、授業で学ぶそうです。
環境に関する展示会に、社会科見学で行く学校もあります。
今の若い世代は私の世代に比べ、「環境」を非常に身近に感じていると考えています。
小さな頃から「環境」を身近に感じ、敏感な世代が、今後の世界の主役になっていくのです。
- この会社の商品は、地球環境や働いている人に配慮していないから購入するのをやめよう。
- 就職する際、給与や労働条件は良いけど、環境破壊をしている。外注先に辛い労働を強いている。自分はそのようなことに加担したくない。
このように考えることが当たり前になると、企業とすれば売上低下、人材確保にも影響が出てきます。
個人として考えると、今まで散々環境破壊してきた上の世代が悪いんでしょ?と思いたくもなります。
「SDGs」とか「環境問題」と言われると、大きすぎてなんだか分かりません。
しかし少し具体的にすると、自分にも出来る事がありそうだ。と感じてもらえるのではないでしょうか。
次の世代の為に、少しでも出来る事をしていきませんか?
ダーツにおける環境問題
消耗品
ダーツの消耗品(ティップ、シャフト、フライト)やケースの素材には、プラスティックやEVAが使われています。
EVAは、「エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂」という名称で、最近身近なものでも使用されている商品を見る事が増えました。
EVAは、「燃やせるゴミとして出すことが出来、焼却してもダイオキシンが発生せず、環境にやさしい素材」と言われています。
プラスティックは、軽量、安価、扱い使いやすい等の特徴から多くのもので使われている素材です。
レジ袋の有料化。プラスティックストローの廃止。
日常生活でプラスティックに関して大きな変化がありました。
しかし、プラスティックそのものが悪いとは、私は考えていません。
ダーツは、とても繊細なスポーツです。
様々な種類のシャフトの長さや素材、フライトの大きさ、ティップの長さから見ても、それは明らかです。
素材を重視したばかりに、素直にダーツが楽しめない。感覚が変わってパフォーマンスが落ちた。となっては意味がありません。
しかし、もっと環境にも優しく、使い勝手が変わらない物が出来るかもしれない。
長持ちすれば、自然とゴミの量も減るでしょう。
私は、日本のダーツメーカーは世界でもトップクラスの品質と技術力を持っていると思っています。
今後、更に期待したい部分です。
プレイヤー目線で言えば、
- 高耐久なティップを使って長持ちさせる。
- 少し傷ついたフライトは練習用として「使用する。
これくらいであれば、僅かな気持ちで出来そうです。
高耐久なチップには、プレミアムリップポイント等があります!
バレル
ダーツの心臓部とも言えるバレル。
バレルの多くは、タングステンというレアメタルを使用しています。
レアメタルは高値で取引されるため、それが原因で発生している紛争もあります。
私は「紛争鉱物」という言葉を初めて聞いた際、恥ずかしながら全く知らず、色々と調べていく中で恐怖しました。
ブログの趣旨から外れてしまいますのでここでは省略しますが、ご興味のある方は検索すると色々と出てきます。
私は、「自分の使うバレルやスマホ等がそういったものに加担していないか?」考えることがあります。
日本タングステン株式会社様では「日本タングステンの紛争鉱物に関する調達方針」、三菱マテリアル様では「日本初、タングステン製品に関する紛争鉱物不使用の認証取得」というプレスリリースがありました。(一例です)
しかし、色々なバレルメーカーのホームページを見ましたが、タングステンの調達に関する情報は一切見られませんでした。
母体となっている企業ホームページでも、見つけられませんでした。
- 開示する必要がないから書かれていないのか。
- 当然の事なので書かれていないのか。
- 誰も気にしないから書かれていないのか。
理由は私には分かりません。
この問題はサプライチェーンも関係してくるため、バレルを取り扱う通信販売サイトも確認しましたが、記載は見当たりませんでした。
もし、該当ページを知っている方がおりましたら情報提供頂けると嬉しいです。
安心して使うためにも、このような開示がされる企業が増えると嬉しく思います。
レアメタルは、地球上の貴重な資源です。
私たちの生活必需品とも言えるスマートフォンやパソコン等の電子機器でも用いられます。
しかし、地球資源は年々なくなっていきます。
都市鉱山という言葉もあるように、私たちの身の回りにはこのようなレアメタルが溢れています。
東京オリンピック・パラリンピックでは、この都市鉱山から集められた材料でメダルを作りました。
素晴らしい取り組みだと思いました。
古いバレル
ダーツバレルの中古販売は、様々なところで行われています。
使わないバレルを友人にあげる方も居るでしょう。
このように貴重な資源を有効活用する「リユース活動」は、素晴らしいものと思っています。
中古感に抵抗を示される方は少なくないと思いますが、広がって欲しいサービスです。
私は、バレルのリサイクルが出来ないのか?と考える事があります。
さすがにカットもなくなって使えそうにないバレル。どうしようか困る事があります。
バレルは、タングステンだけでなく他の物質も含まれています。
また、タングステンの質等も関係するため、技術的にリサイクルが可能なのかも分かりません。
可能だとしてもリサイクルする事で、普通に作るよりもコストが上がるという事もあるかもしれません。
自社バレルだけ回収し、リサイクルをコンセプトとしたバレルが出ても面白いと思っています。
持続可能な社会の為に、貴重な資源を有効に活用したいですね。
身近な取り組み
包装の簡素化
日用品等の購入で、1つ1つビニールで包まれていた商品が、紙を使用した簡易包装に変わってきたのに気づきます。
家電関係でも、発砲スチロールで商品を保護してものが、ダンボールなどの紙を使用している。
通信販売の出来るだけ簡素化した配送。
非常に便利で多様されてきたプラスティック類ですが、最近は使用を控える動きが身近に見られます。
しかし、環境に配慮してお客様からクレームが多くては問題です。
プラスティックやビニールをやめて、お客様満足度は下がったのか?
私は正直あまり気になりません。むしろ開封時のゴミが減って嬉しく感じます。
このような考え方が一人でも増えてくれると嬉しく思います。
このようにお客様満足度を下げることなく、環境負荷も下げる努力をしている企業が増えてきました。
同時に他のコストも下がれば経営的にも嬉しいですね。
私はダーツショップに行ったり、商品を購入した際に感じる事があります。
こんな包装いるかな?
この物品つける必要あるかな?
余計な部分がなくなれば、倉庫や店舗スペースが有効活用出来るかもしれません。
利便性。特別感の演出。所有感。もっとバランスが取れるのではないか?と考えてしまいます。
塵も積もれば山となる
プレイヤー目線では中々取り組み難い部分でもどかしいです。
余計な包装をしていると思われる商品の不買運動など出来るわけもなく...
エネルギーも資源
脱・炭素、カーボンニュートラル、再生可能エネルギーという言葉もよく聞くようになりました。
ご家庭でも、太陽光発電を設置していたり、再生可能エネルギーの電気を購入しているという方も居るかもしれません。
- お店では、再生可能エネルギーを使っています。
- 新しいダーツ台では消費電力が減りました。
- 商品を作るのに使用する電気や水が減りました。
エネルギーも大切な資源です。
こんな事を外部に伝えていくのも良いのではないでしょうか。
プラスティックリサイクル
一例ですが、バンダイはガンダムのプラモデルで「エコプラ」という取り組みもされています。
廃材となったプラスティックを使って、黒いプラモデルを作るという活動です。
初めて見た時は、カッコイイ黒いプラモデルだと思いました。
様々な色合いの素材を組み合わせる為、通常の製品を作る事は出来ませんが、生産上の無駄を意図的に使い、新しい価値を付加して市場に送り出す。
素晴らしい取り組みだと感じたのを思い出します。
新たな企業との連携
SDGsや環境活動は、1社や1個人では限界があります。
だからこそ、SDGs目標17に「パートナーシップで目標を達成しよう」があるのだと思います。
これは、皆で力を合わせて新しい事にチャレンジしよう。という事です。
ダーツ業界は、比較的閉じられた業界だと私は感じています。
SDGsに取り組むことで、新たなパートナーやスポンサー、次の未来が見えてくるのではないか?と感じています。
さいごに
「環境」に興味がある一般人が、普段ダーツで考えている事を書かせていただきました。
メーカーやショップ、プレイヤーが全く環境配慮していない。そんな事を言うつもりは全くありません。
実際に既に取り組んでいる事も沢山あると思います。
新たな事に取り組むのには、コストも時間もかかります。
私の情報収集不足なのかもしれませんが、実際の取り組みや今後の計画があまり見えませんでした。
探して見つからないとすれば、それは非常に勿体ない事だと思っています。
SDGsの中でも、今回はかなり限られた、かつメーカー寄りの記事となってしまいました。
前述したように団体の活動、プロツアーでの取り組みも可能だと思っていますし、お店や個人が出来る事もまだまだあると思っています。
SDGsは地球環境だけでなく、労働環境やチームとしての活動などダーツを持続的に続けていける環境作りにも非常に役立つものとなっています。
こういう観点から、新しい層やチャンスの獲得が出来るかもしれない!
そのような広い心で受け止めて頂ければ嬉しいです。
最近の子供たちは学校でも環境の勉強をするような世代です。
「ダーツなんて環境配慮してない事、やらないよ。」そんな世代が出てきたら、凄く悲しいので、思わず書いてしまいました。
SDGsって17も目標があり、さらに169のターゲットって何?複雑で分かり難い!とっつきにくい!と感じることもあります。
しかし、SDGsや環境をあまり考えた事なかったという方が居れば、日常の生活でたまにでも思い出してもらえると嬉しいです。
私は今後も持続可能なダーツとは何か?を考え、自分に出来る事に取り組んでいきたいと思います。
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それでは!