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DYNASTYプレイヤーのLISAことキム・ヒョジン選手モデル「LISA3」(リサ3)のご紹介です。
前作同様レインボーカラーがとても綺麗なこのバレル。
見た目では、特にフロント部分の「クロススパイラル」が目を惹きます。
「LISA」シリーズ3作目[LISA3」。
LISA2からどのように変更されたのかを画像を見ながら分析していきます。
この記事を見れば、「LISA3」の特徴、どんな人に合うバレルか。
前作「LISA2」からの変更点が分かります。
是非最後までご覧ください。
前作「LISA2」の紹介記事はこちらをご覧ください。
筆者の簡単なプロフィール
ダーツ歴10年、PERFECTプロ歴3年。
ショップで試投させて頂いたり、実際にバレルデザイナーとして活躍されていた(いる)方からイベントなどで伺った内容、ブログ等でオープンにされていた知識等を基にバレルの分析をするのが楽しみです。
実際に投げたバレルは250種類以上。(2021/6月現在)
また、数多くのレッスン受講歴があり、イップス・グリップイップスの経験から自身でも身体について勉強しています。
LISA3のスペックと形状
- 全長:42.0mm (前作:40.0mm)
- 最大径:7.6mm (前作から変更なし)<
- 重量18.0g (前作から変更なし)
- バレル単体重心位置:センター(前作:ほぼセンター)
前作「LISA2」から2mm全長が長くなりました。
それ以外の数値に変更はありません。
最近流行りの少し太めの最大径、扱いやすい全長に重量設定となっています。
前作よりもフロントがぷっくりとして見えます。
微々たる差ですが、フロントの立ち上がりと最大径への到達位置が異なり、その様に感じます。
LISA3のアウトライン
LISA3のアウトライン(形状)です。
※数値等は全て、画像からの自己算出の為、参考程度にお考え下さい。
42mmと全体的にコンパクトにまとめられ、扱い使いやすい全長です。
画像をご覧頂くと分かる通り、かなり細かく角度を変更し、グリップゾーンを作っています。
前作LISA2でも細かく、テーパーやR形状を細かく設定していました。
しかし、今作はそれを超えて細かい形状設定となっています。
調べていて少し嫌になる位に細かい調整で、かなりの拘りが感じ取れる力作だと感じました。
一見オーソドックスなトルピード形状で、リングカットをベースとしています。
しかし、このように「見える化」をしてみると拘りが詰まったバレルである事が分かります。
LISA3のグリップエリア
16mmのグリップエリアと少し限定的なグリップエリアです。
また、これだけ細かく角度調整をされており、指で感じる刺激で持っている位置を感じ取りやすいと考えられます。
そして、後方部。テーパー角12°でガクっと径を落とし、また少し径を上げる事で、グリップ位置の安定に役立っています。
所々角度が急なとこはあるものの、全体としては緩やかなテーパーと考えられます。
緩やかなテーパーと分かりやすいグリップ位置が特徴的なグリップエリアとなっています。
LISA選手のグリップ
実際にLISA選手のグリップ位置を見てみます。(バレルがLISAの点には注意してください)
バレルのリア部を持ち、親指がバレルエンドの段差に当たっているようなグリップです。
しっかりとバレルが、グリップの安定に役立っています。
LISA選手は、しっかりと手首を背屈させ、手のひらも少し潰し気味にてダーツを飛ばすな印象があります。
テイクバックしきった位置でも指の形は大きく変わっていません。
持ち替えた辺りで既にグリップが決まってしまうのでしょう。
持ちたい位置のグリップ位置が少し太いな等少しとが少し合わないな。
このように感じる方は、セッティングで重心を変更する等で持ちやすい位置を調整する方法もあります。
LISA3のカット構成
メインカット
初心者~上級者まで使いやすいように、シンプルなリングカットを入れて可愛くしたバレル
【池袋でダーツ】プロダーツプレイヤーLISAさんにマイダーツを選んでいただきました☆【ダーツショップナチュラルナイン池袋店】 より
ご本人がバレル紹介でも仰っていましたが、リングカット(ダブルリングカット)を使い、拡大画像を3ブロック使用しています。
このバレルの面白い部分は、このダブルリングカットです。
よく見られるカットはバレルのアウトラインに沿って、カットが入っているため、カット自体にも角度がついています。
しかしLISA3は、ダブルリングカット部分がストレートになっているのです。
極端な角度のイメージですが。
こうする事で、ダーツを飛ばす際に通常よりも、僅かにカットにひっかかるように感じられる事が期待出来ます。
とは言え、コンマ数ミリの差ではあります。
元々、かかりと抜けのバランスの良いダブルリングカットに僅かにスパイスを加えたという感じでしょう。
前作よりも大振りのカットを使用してグリップ感を向上させています。
同じダブルリングカットではありますが、感触はかなり異なるでしょう。
フロントカット
深さ0.3mm程度の僅かな溝でクロスされたデザインカットがさいようされています。
フロントエリアのクロススパイラルはLISAⅢの美しさを引き立てながらも、右回転・左回転どちらの回転でも優位に働く機能的デザイン。
DYNASTY 商品説明より
フロントカットは、LISA選手の丁度人差し指の先端を置く位置です。
人差し指先端や中指で回転をかける方がいるかは定かではありませんが、機能的と説明されています。
前作でメイングリップにしてたスパイラルカットをフロントに持ってきたイメージでしょうか?
個人的には、見た目の美しい飾りカットだと考えています。
まとめ
今回考察したLISA3の特徴は、7点
- 前作より2mm全長が伸び、その分グリップエリアが広がった
- グリップエリアに余裕があると言える程ではなく、グリップの安定がしやすい
- 全体的に少し太めで安心感を得やすい太さがある
- 万人が扱いやすい、カットを採用している
- カットにもアウトラインにも拘りが詰まっている
- レインボーコーティングやフロントカットがとても美しい
LISA3は、グリップの安定性と抜けの良さ意識し、全長も短めで扱いやすいバレルだと感じました。
LISA3は、リリースインパクトは手前側の方にお勧めしたいバレルの1つとなります。
また、適正なリリースインパクトを作り出すには、体幹主導での動きが重要となります。
LISA選手モデル第3弾、LISA3をご紹介しました。
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それでは!
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