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「ルーティン」
一度は聞いたことある言葉だと思います。
「決まった手順」「お決まりの所作」「日課」などの意味の英語。
たとえば「ルーティンワーク」は、業務上、毎回決まって行う作業を指す。
コンピュータプログラムでは特定の処理を実行するための一連の命令群をルーチンと呼ぶ。
野球では先発の打順を「先発ルーティン」などと言う。
最近では、スポーツの試合のここぞという場面で、集中力を高めたりゲンを担いだりする意味合いで行われる選手独自の儀式的な所作を、ルーティンを呼ぶことも多い。
Weblio辞書より
日常の行動にも使われるこの「ルーティン」というワード。
スポーツにおいてもこの「ルーティン」はとても大切です。
今回は、このルーティンの重要性、自分のルーティンの作り方をご説明していきます。
筆者の簡単なプロフィール
ダーツ歴10年、PERFECTプロ歴3年。
ショップで試投させて頂いたり、実際にバレルデザイナーとして活躍されていた(いる)方からイベントなどで伺った内容、ブログ等でオープンにされていた知識等を基にバレルの分析をするのが楽しみです。
実際に投げたバレルは250種類以上。(2021/6月現在)
また、数多くのレッスン受講歴があり、イップス・グリップイップスの経験から自身でも身体について勉強しています。
ルーティンの導入効果
ルーティンには、どのような効果があるのでしょうか?
仕事や勉強のパフォーマンスを高めることができます。
メンタルコーチ・大平信孝氏らによると、ルーティンには以下のような効果が期待できるそうです。
①やる気のスイッチが入る
②気分を切り替えられる
③集中力を高められる
④努力を習慣化できる
⑤毎回同じ動作を行うため、不調に気づきやすい
『ダラダラ気分を一瞬で変える 小さな習慣』(サンクチュアリ出版、2016年)
上記ルーティンの効果を考えると、特に一投、一投集中して投げるスポーツであるダーツにおいて、この「ルーティン」を使わない手はありません。
特に、②気分の切り替え③集中力の向上⑤不調に気づきやすさは、ダーツでは大切な要素であると考えます。
一般的なルーティンの作り方
- 過去の成功イメージを思い出す
- 成功イメージを表現するフレーズをつくる
- ジェスチャーを決める
過去の成功をイメージするために、思い出したりするために言葉や言動で表現をするといったことです。
私の大好きな「カーズ」というPixar映画では、主人公レーサーであるマックイーンがレース前に言うルーティンワードがあります。
さぁいよいよだ。
スピード。
僕は、速い。
誰よりも早い。
僕はライトニング。そう稲妻。
カーズより
こんな感じで自分の気持ちを高めていくわけです。
学生時代、試験前にシャープペンは、ここに何本、消しゴムはココにおいて。等と決めてた方も居るのではないでしょうか?
これも試験前の1つのルーティンとして集中力を上げるという効果として位置づける事が出来るでしょう。
社会人の私は、毎朝デスクと電話等を拭く、パワーストーンはここに置くというのがルーティンの1つとなっています。
自分なりにベストのパフォーマンスを考え、集中できる環境を探した結果がこれなのです。
スポーツにおけるルーティンの作り方
- フォームをルーティン化する
- 試合に臨むときのスタイルを決める
- 試合の日だけの日だけ〇〇を飲む
- 試合の前日は〇〇を食べる
有名なのは、ラグビーの五郎丸選手。
PG前に拝むように手を合わせ、前かがみになってから蹴る独特のスタイルです。
他にも有名なイチロー選手。
- 毎朝カレーを食べる
- 試合に臨むときのスタイルを決める
- 打席に入る前には、一度バットを膝に置いて屈伸する
- ピッチャーにバットを立て、構える
どちらもプレイ前に動作を一定化させることで、「フォームをルーティン化する」に繋がっていると考えられます。
他にも各選手、様々なルーティンを作り、最高のパフォーマンスを出すことに集中されている事と思います。
ダーツプレイヤーのルーティンの作り方
各トップダーツプレイヤー、ルーティンの作り方は様々です。
前日に何を食べるというゲン担ぎのような物から、アップ中にはこの曲を聴く等聞くこともあると思います。
そして、試合中に行う動作に注目してもらいたいです。
選手の左手の位置やスタンスの入り方。
ロブ・クロス選手は、フィルテイラーと違い、左腕の違いも見てとれます。
鈴木未来選手は、左足を先に決めてから、スローラインに入っています。
各選手でルーティンは異なり、ベストなパフォーマンスを発揮出来るように日々模索・定着をしていると思います。
特にダーツ初心者や中級者の方は、是非着目して欲しいポイントが、この「ルーティン」です。
5ポイント理論、4スタンス理論におけるルーティンの作り方
私は、自身のルーティン作りに、一部5ポイント理論と4スタンス理論の考え方を取り入れています。
5ポイント理論は全体定理と言い、全ての人に当てはまる定理の事を言います。
そして、4スタンス理論は、この5ポイント理論を応用した結果、不随意にでる運動です。
その中で私のルーティンの作り方のご紹介です。
- 対戦相手が投げてる最中は、相手の真後ろ若しくは右側後ろに立つ
- 立つ際は、5ポイント理論を意識し、足は指2本分開け、足底を垂直水平、仙骨を垂直水平、肩甲骨を垂直水平に保つ
- トップオンドームを感じ取る
- 思考を落ち着かせ、次のラウンドで何をすべきか明確にする
- ターゲットを見ながら、スローラインに入る
- 右足をスローラインに置いた事を確認したら、上半身と内臓部を起こし、4スタンス理論から3ポイントを揃える
- 最終的に呼吸がしっかりと入っている事を確認し、微調整を行う
一例ですが、これが私の投げる前のルーティンです。
特に内臓系の引き上げ意識はとても重要視しています。
予想外の事で焦ってしまう
万が一、投げている最中に悩む事があれば、必ずスローラインから離れて、頭を整理させましょう。
初心者の方で、スローラインで悩みながら投げる方が居ますが、絶対にお勧めしません。
自分が行うべき事をしっかりと明確にし、ルーティンに沿っプレイに集中することに専念しましょう。
まとめ
私自身、プロ資格取得前から投げる前のルーティンには力を入れています。
実力で勝てない事はあっても、試合で力が出し切れなかったという事は、あまり多く感じず、練習不足。と感じています。
それ位精神面にも安定するものだと私は考え、絶対的な信頼を置いています。
5ポイント理論については、こちらの記事にまとめていますので、まだご覧になっていない方は合わせてお読みください。
ルーティンを自分の物として定着させるには、日々の練習や意識がとても大切です。
それゆえに、ここぞという時の安心感にも繫がります。
このルーティンを上手く取り入れて、安定したスローの実現でダーツ上達を目指していきましょう。
参考文献
4スタンスについて知りたい方は、こちらの書籍2つがお勧めです。
内容を完全に理解することは難しいですが、人には個性・違いがあるという考えが理解出来ます。
参考動画
上記4スタンス理論のマスター級トレーナーである山口選手のYOUTUBE動画です。
上記本も合わせながら読むと、理解が深まると思いますので、チェックしてみてください。
こちら赤松選手・野毛選手、両トッププレイヤーが動きを解説しています。
両名とも4スタンスはA1タイプとのことで、同じタイプの方は参考にしてみてはどうでしょうか?