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Harrowsの小森麻理選手モデル「AURELIA」(オーレリア)は発売日が2019年8月23日。
発売から2年近く経った今なお人気のあるモデルで、リピーターの方が多いのも特徴的です。
大手オンラインダーツショップである、エスダーツ、ダーツハイブは品切れ状態が続いております。
今まで紹介したいですが、手に入りにくいバレルの紹介は避けてていたところです。
しかし、様々な新バレルが発売される中、何故そこまで人気があるのか?
極力主観(投げ感)を省き、画像を見ながら「AURELIA」がどんなバレルなのか?
今回は、この人気の理由を分析していきます。
これを見れば、AURELIAの特徴やどんな方に合うバレルなのか分かるように説明していきますので、AURELIAが気になっている方は、是非最後までご覧ください。
また、最後には2021.5.26現在で在庫があるオンラインショップの紹介もしますので、記事を読んで欲しくなったという方は、是非検討してみてください。
筆者の簡単なプロフィール
ダーツ歴10年、PERFECTプロ歴3年。
ショップで試投させて頂いたり、実際にバレルデザイナーとして活躍されていた(いる)方からイベントなどで伺った内容、ブログ等でオープンにされていた知識等を基にバレルの分析をするのが楽しみです。
実際に投げたバレルは250種類以上。(2021/6月現在)
また、数多くのレッスン受講歴があり、イップス・グリップイップスの経験から自身でも身体について勉強しています。
AURELIAのスペックと形状
- 全長:40.0mm
- 最大径:7.2mm
- 重量17.0g
- バレル単体重心位置:やや前方
「AURELIA」はクラゲの意味を持ちます。
小森選手が好きなクラゲの刻印が入ったトルピード形状のバレルです。
自作・販売されているピックピンでクラゲ柄を作成される位クラゲ好きです。
全長40mm、最大径7.2mm、17.5gとスペックだけをみると、標準的なバレルです。
カットもシャークカットをメインとし、特別目新しいような要素は感じません。
一般的に投げやすい。と感じる方が多いスペックではないかと思います。
どこにそれだけの人気の秘密があるのでしょうか。
小森選手は、クールビューティーなイメージから人気が高い女性プレイヤーの一人です。
2021年度には、ダーツハイブオフィシャルプレイヤーとなった事から、人気・実力共にある事が伺えます。
しかし、プレイヤー人気だけで長期間、同モデルが売れるでしょうか?
私はバレル自体も良い物だから、長い間人気があると思えてなりません。
インターネットのレビューでは、
- くびれが指にフィットする
- グリップポジションが決まりやすい
- バレルの指の引っ掛かり具合が絶妙
そのような声が多くありました。
それぞれ見ていきましょう。
アウトライン
AURELIAのアウトライン(形状)です。
※数値等は全て、画像からの判断した自己算出
全長40mmに対し、約半分近くの長さにカットが入っており、グリップポジションが比較的限定されないモデルのように見えます。
しかし、「指へのフィット感が絶妙」というレビューがありました。
実際、私も実際に投げた際に良い感じに親指がハマってくれるのを感じました。
その理由は、AURELIAの特徴でもアウトライン。
赤線がR(円弧)で、テーパー(斜め)を使ってないように見えます。
指のハマリの良さの理由は、この何段階にも細かく設定されたRによる効果だと考えます。
一般的にR形状は、テーパーよりも指のハマりが良い方が居る一方で、テーパーよりもハマリが悪いと感じる方が居る両極端の感じ方をされるという性質を持っています。
それは、人それぞれ、指の大きさや親指の反り方、グリップ等も異なり、万人に合わせたR角度の設定が非常に困難な為です。
しかし、このように何段階も細かくR の形状を変化させ、太さを変えていくことで、多くの方にフィットしやすい位置が作りやすいのではないかと考えています。
グリップエリア
グリップエリアの太さは、7.2mm~6.1mm。
緑枠部分は、前図で後部の青いカットは角度が上がっている事から、後ろを持ち過ぎないよう設計されたものと考えています。
・前述の複数のR形状の採用の他、グリップ安定の位置も決めている。
・長すぎない全長。
この2点がグリップの決まりやすさの要因だと考えています。
小森選手のグリップ
実際に小森選手のグリップ位置を見てみると、
親指を中央部のR部分に沿わせ、前図の緑部分を人差し指位置の安定に使っているように感じられます。
グリップ位置が少し太いな。形状が少し合わないな。と感じる方は、セッティングで重心を変更する等で持ちやすい位置を調整する方法もあります。
AURELIAのカット構成
拡大すると下図のようになっています。
シャークカットをメインに採用し、リングカットやRカットを所々採用しています。
溝深さは記載しておりませんが、全体的に浅めとなっております。
シャークカットの幅もさほど広くないことから、かかり過ぎる事がないカットである事が期待されます。
このことから、「バレルの指の引っ掛かり具合が絶妙」というレビューがあったことが伺えます。
シャークカットは、かかりが強めのカットです。
その強めのカットを幅と深さでコントロールする事で、カットバランスが良いと感じる方が多いのではないでしょうか。
実際私も投げた際に、最後の瞬間に少し残るな程度のかかりでした。
私は、シャークカットは殆ど投げられませんが、その私が投げられた為、「かかるけど、それほどきつくないバレル」と言えるのではないでしょうか。
フロントカットは、小森選手の丁度人差し指の先端を置く位置として、機能することが期待されます。
まとめ
今回考察したAURELIAの人気の秘訣は、4点
- 細かく設定されたR形状で指馴染みが良いと感じる方が多いこと
- グリップの融通の利きやすさと安定感が両立されたアウトラインでグリップに安心感が持てること
- 狭め、浅めでキツめのカットを採用する事でカットバランスが良く感じる方が多いこと
- 小森麻理選手のファンが多いこと
また、40mm、7.2mm、17.5gと特筆すべき数値設定がなく、万人が扱いやすいというのも人気の秘訣だと思います。
これが仮に20g以上だったとすると、ここまで人気は出なかったのでしょうか?
また、リリースインパクトは比較的手前側の方にお勧めしたいバレルの1つとなります。
また、適正なリリースインパクトを作り出すには、体幹主導での動きが重要となります。
今回は、素敵なAURELIAの、人気の秘訣を考察致しました。
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それでは!