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DYNASTY中村周作選手のフォーエバー2のご紹介です。
中村選手は、2021/3/13行われたDartStreamLive Open 13thで日本人初優勝を飾りました。
まだ若い選手ですが、ユースでは実績のある選手です。
おそらく、ご本人はスティール中心だと思うのですが、私のブログを読んで頂いてる方はソフトダーツユーザーが多いと思いますので、2BAでご紹介していきます。(違ったらすみません)
フォーエバー2は、中級者以上でストレートバレルを良く使っており、抜け感の良い長めのバレルを探している方にお勧めのバレルだと感じました。
スペックと形状
全長:48.0mm
最大径:7.0mm
重量:21.0g
重心:若干前重心 (エスダーツ画像より推測)
一見ストレートバレルのように見えるアウトラインですが、前方から中央部付近(AFLOWロゴ辺り)まで、約1°程度の長く緩やかなテーパーが掛かっています。
その後、青枠部分で角度をつけて細くし、グリップ部を細いストレート形状にしています。
完全なストレートではなく、前方のテーパーで最大径を上げてから、グリップ部の細さを出すという形状と21gという重さが特徴です。
21gという重さを使い、軽い力でバレルを飛ばす事が出来ます。
しかし、上手く扱えないと重さで狙いよりも落ちてしまう為、扱いも少し難しいところです。
グリップ部の太さ
急激な角度で細くしたグリップ部は、太さ6.45mm、長さ16mmとなります。
(数値は全て自己計測の為、定かではありません。)
かなり細い印象があります。
ストレートバレルは、どこを持っても良いというメリットがりますが、グリップ位置に迷いやすいという面もあります。
その中で、段差を付け、グリップ出来る箇所をある程度絞る事で、グリップ位置の安定感を出す事が出来るのではないでしょうか。
カット
全体的にマイクロカットが多く採用されています。
個人的な感覚になりますが、リングカットよりグリップ感が出せ、抜けも悪くないカットだと思います。カットの消耗が速いのが難点でしょうか。
前方部は、細かいリングカットから、Rカット、マイクロカット、、Rカット、マイクロカットの連続となっています。
前作、フォーエバーでも似たようなカットを採用していましたので、中指や薬指を添えるガイドとして機能していると思われます。
そして後方部のカットは、ブロック部を少しずつズラしているのが特徴的です。
単調にブロックを ■ ■ ■ と配置せず、交互にすることで、グリップ感と抜け感のバランスを取っていると推測します。
カット幅も広く、深くもなく、カット自体も比較的抜けの良い物を採用している印象です。
結論
48mmというロングバレルでは比較的扱いやすい長さと、セミストレートと言えるような形状。
完全なストレート形状ではないため、グリップの幅はやや狭くなると思いますが、グリップ位置が把握しやすい。
また、指へのカットの情報量もあまり多くなく、とてもバランスが良いと感じました。
長めで細身のバレルでグリップ位置が分かりやすく、抜けが良く、前重心。その様なバレルを探している方にお勧め出来るバレルではないでしょうか。
最後に中村選手の動画をいくつか張っておきますので、宜しければご覧ください。
どんどん若手のプレイヤーが育って、日本のダーツもより盛り上がると良いですね。
今回は、そんな素敵なフォーエバー2についてお話させて頂きました。