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DMCのマーベリック。
日本国産バレルとして初めて登場したバレルで知名度もあり、今でも人気のモデルです。
DMCプレイヤーである勝見翔選手が長年愛用していたのも有名なお話です。
同じバレルを長年使い込んだ為、16.5gだったバレルが、15.5g程度まで削れており、試合中に折れるんじゃないか?と森本社長が心配することもあったと動画でも仰っていました。
そんなマーベリックですが、現在はいくつかのパターンが存在します。
今回は、オーソドックスなモデルをご紹介します。
マーベリックのスペック
2BA 18gが基本となります。
全長:38.0mm
最大径:7.3mm
重量:16.5g(バレル単体)
中央部分はストレート形状で前方と後方に角度をつけた菱形形状に近いバレルです。
バレルが短めで扱いやすく、適度な太さで持ちやすい。
カットも全てリングカットの為、癖が少ないです。
中央部分を持つことでストレート、後方部分のテーパーを使ってトルピードバレル
そんな2通りの使い方も出来るのも1つの魅力です。
マーベリックのグリップ位置
グリップ部分にあたる赤枠の径は、6.5mm程度です。
(数値は全て自己計測の為、定かではありません。)
バレル全長が短いため、4フィンガーグリップでは厳しい方もいるかと思いますが、先に述べた勝見選手は、4フィンガーグリップです。
2フィンガー、3フィンガーはもちろん、様々なグリップに対応出来ます。
短いという方は、是非バトラスをご検討頂きたいところです!
(バトラスについては、後日記事にします)
少し重めが良いという方には、バレル単体18gの20gモデル (長さは39mmとなります)
気持ち前重心、スティールに近づけたい等という方にはacuteモデルがお勧めです。
リングカットだけだとかかりが弱そうとイメージされる方もいるかもしれませんが、
適度な太さやテーパー角があり、テーパー部のカットは広めの幅となっている為、意外とかかり、カットが弱いという印象は自分にはありません。
個人的には、テーパー部のカットはもう少し弱くても良いのですが、万人を考えればちょうど良い位ではないでしょうか?
マーベリックの特徴
マーベリックの特徴はテーパー角です。
テーパーが、急激な立ち上がり方をしているので、リリース時に必要以上に圧力をかけてしまう。
指が引っかかってしまう。という方も居るかもしれません。
合う人と合わない人が分かれやすい部分です。
これが凄く良いという人もおり、今でも人気のあるポイントです!
シンプルというのも特徴の1つです。
だいぶ前に発売されたものなので、目新しさはありませんが、シンプルイズベストという言葉がある通り、個人的にマーベリックは非常に完成度が高いバレルだと思います。
DMC全体に言えると思いますが、奇をてらったモデルが殆どありません。
かなりシンプルにデザインしている印象です。
不必要なカットやデザインは極力入れないというようなコンセプトを感じます。
10年後も同じバレルが使えるように。というブランドコンセプトの通り、流行に流されない、力強い意思を感じ取れます。
現在の有名プレイヤーにも、過去マーベリックを使っていたという方も多いです。
是非一度は、手に取って投げてみて頂きたいバレルです!
今回は、そんな素敵なマーベリックについてのお話させて頂きました。